奔車紀行

つれづれ技術屋の趣味など いわば支所

水泳 水の抵抗を感じようとボックスタイプに

最近、太もも辺りでの水の抵抗を感じられるかなと、練習時の水着をスパッツタイプからボックスタイプにした。ご存じだろうけど、スパッツタイプは膝近くまで覆われてるけど、ボックスタイプはビキニタイプほどじゃないけど太ももの上辺りまで。

 

ストロークには、エントリーの角度やうまく水を掴んでるかの確認を時々行ってる。一部での代表格は、チョキスイム。手そのものでの水の抵抗感もそうであるが、体側などでも水の抵抗はそこそこチェックできる。全体的な確認の代表格は、蹴伸び。

 

自分の苦手泳法は「平泳ぎ」。そもそもひざの故障を気にしてほとんど泳いでこなかったが、ジムの平泳ぎ泳法のレッスンなどに参加して時々泳ぐようになった。その平泳ぎの練習ドリルで気になったのが、太ももとかアキレス腱辺りでの水の抵抗。一番の気づきは、背浮きでの平泳ぎキックだった。ストロークに対して、キック系(特に平泳ぎキック)の水の抵抗感覚が鈍感かもと思うようになった。平泳ぎのキックそのものは良く足裏で感じるようにと言われるが、ここでの問題視はそれよりも、キック直前とかキック直後の足裏以外での感度。

 

背浮きでの平泳ぎキックは下図のようなもんだけど、キックしようと膝を曲げると、アキレス腱周りに水の抵抗を感じてしまう。すると直感的に”まずい”と思って、アキレス腱あたりを水面に近づけようと、膝の方を大きく曲げてしまう。アキレス腱周りに水の抵抗を感じるのはむしろ自然で、むしろそれでも膝を曲げないように気を付けるようにした。

f:id:honda-jimusyo:20210710174456j:plain

 

それをきっかけに、(通常の)伏せ浮きでの平泳ぎキックのドリルを考えたら、伏せ浮きの時にも、アキレス腱の方の水の抵抗を感じて、ついつい膝を曲げてしまってるように思えた。よく本などで、膝を曲げすぎないようにと書かれているが、条件反射的に膝を大きく曲げてしまってる感じだ。むしろ太ももの筋肉(より正確には前側の「大腿四頭筋」)の水への感度が良ければ、少し防げる気がした。

f:id:honda-jimusyo:20210710174513j:plain

 

 

そこで冒頭で述べたように、ボックスタイプにして太もも(大腿四頭筋)の露出度を上げて、過度の膝の曲げにならないように考えた次第だ。

 

スパッツタイプって、例えば以下。

 

ボックスタイプは以下。ハーフボックスという名で、これより短いショートボックスとか、逆に少し長いタイプもある。

(自分は今の所、ボックスタイプは、ハーフボックスとショートボックスの2つを使っている。) 


2,3日ボックスタイプで練習してみたけど、そう大きな違いは判らなかった。ただ「あっ、これかな~」と、膝周りで気になる感覚はあって、そんな微妙なものを感じ取るべきなのかもしれないと思った。平泳ぎのキックは、他にも内転や内旋といった動きもあって、自分はまだまだ会得してない。その辺りの感覚向上のために、しばらくの間は、ボックスタイプでの練習を続けてみようと思う。

水泳クラブ世界一決定戦(ISL2020) 平泳ぎでのクイックターン

今日も、CS放送での水泳クラブ世界一決定戦(ISL2020)を視聴。そしたら、平泳ぎでのクイックターンが登場して、ちょっとびっくりした。タッチ板に両手タッチして、その直後のクイックターンへ。

スキンレース女子で、今回の泳法は平泳ぎ。そこでの準決勝というかラウンド2と、決勝というかラウンド3。両方共目にしたけど、写真は、ラウンド3での2人レースでのシーン。

 

クイックターンの方の選手は、チームLAカレントのゴルベンコ選手。ちなみにもう1人の方はチームロンドンロアーのアトキンソン選手。アトキンソン選手の方が優勝。(蛇足:アトキンソン選手は別のレースで、スイムキャップが脱げる珍事も発生。2枚重ねだったので、レース後に他の選手から指摘されて、驚いた様子がなかなか良かった。)

 

f:id:honda-jimusyo:20201107194023j:plainf:id:honda-jimusyo:20201107193753j:plain

 

もしかしたらクイックターンが早いかもと思いつつも、ゴルベンコ選手がいつもレースでやってるかは? 

 

なお今回の放送では、他に背泳ぎでの”古賀スペシャル”の水中映像の良くわかるシーンもあった。チームロンドンロアーのキラトゥーサン選手。バサロの際に、水中で掻く方の上げるのがよく分かった。

自分には”古賀スペシャル”の方が馴染みあるけど、解説の高橋さんが「サイドバサロ」(多分 side basaro)と呼んでた。ただし、ネット検索しても余り出てこなくて、ネットでは興味ある人は少ないというか、話題には余りならないのかもしれない。

 

 

 

水泳クラブ世界一決定戦(ISL2020)の放送 上からの映像、「ジャックポット」の連呼

先だって書いた「水泳クラブ世界一決定戦(ISL2020)」のテレビ中継を、録画再生して何度か見た。

 

中継冒頭が結構けばけばしくて、ギョッ。「トランスフォーマー」みたいなオープニング動画とか、会場での入場でも後ろの方にそんな映像。今回の放送では参加4チームなんだけど、各チーム(クラブ)のエリアも、昔で言うとネオンピカピカみたいな感じ。大会そのものが新しくて、スリルに富んだ構成にはマッチしてるものの、ルールなどに馴染みが無くて最初戸惑った。

 

映像での競泳選手のフォームを参考にしたいというのが主な目的だったけど、例えば以下のように選手後方にその時の順位が表示される。観戦ということではスリル満点なんだけど、キックの様子を見たい要望にはそぐわない。今回個人的に確認したかった1つは、水中映像の特にターン後しばらくしてのプール中央あたりの映像。それは、少なかった。逆に、ターン直前直後の映像はそれなりの回数出たし、クイックターンの高精細でのスローモーションもあったりして参考になった。(結構お尻が壁に近くてびっくり。)

 

f:id:honda-jimusyo:20201027104016j:plain

 

屋根寄りというか上からの映像が結構あった。時間も長くて、確認しときたかった項目で、そちらは参考度大。背泳ぎでのストローク、あるいはそもそも背泳ぎでの蛇行も一目瞭然。オリンピック級の人でも、あの程度は蛇行するんだ~みたいな感想。少しアップも含めてくれるとありがたかったが。

 

今大会、クラブ対抗で、例えば日本からは「TOKYO FROG KINGS」(東京フロッグキングス)が出場してるけど、外国籍の選手もチラホラ。チームと個人に順位により得点が与えられて、それによってチームの順位やMVPを競う。

 

 観戦を楽しむには、そもそもISLとかを知ってた方が良いかと思う。ウィキとかにも書かれて入る。ただし、ウィキでは冒頭に「複数の問題あり」の表示。

インターナショナル・スイミング・リーグ - Wikipedia

厳密にはどんな団体かとか財源はとかは多少気になる。(ネットではウクライナの実業家の私費が原資みたいな記事があるけど、、。)

FINA(国際水泳連盟)とは全く別の団体。大会スポンサーとかがいても良さそうだけど、会場やスイムキャップにそれらしいのが書かれてるわけじゃない。選手のキャップやウェアでは、ISLとかチームロゴっぽいのはあるけど、国内大会では良く見かける企業や大学のロゴも無い。

 

1回の大会で4チーム出場、各チーム2名参加の計8人で競う。少しややこしいのは、参加チームの総当たりをやった後に準決勝、そして決勝のレースを行う。結構な長丁場の大会。長丁場なのは、サッカーのワールドカップとか、そんなイメージ。後述するけど、本来は世界を転戦。ただし今シーズンは、新型コロナの影響で、ハンガリーのブタペスト固定での開催。前大会もそうだろうけど、25mの短水路

 

1レースに8人出場で、1位に9点、2位に7点、、、8位に1点が与えられる。リレーは倍になり、1位に18点など。ただしがあって、今年に採用されたのが「ジャックポット」。泳法なり距離で異なるが、1位とのタイム差が規定以上の選手のポイントが1位の選手に与えられる時がある。例えば1位がぶっちぎりでコールして、規定が1秒になってて2位以下を1秒超え引き離したら、1位の選手は37点。それがチーム得点にもなる。(逆にそのレースの他の選手は0点。)

視聴で少し慣れると、これが結構面白い。チーム順位もそれによって変わったりするし、後ろの選手の追い上げとか脱落なども気になってしまう。今回の放送では、アナウンサーが何度も「ジャックポット」を連呼してた。

ちなみに、その関係だろうが得点表示を重視。1位の選手のタイムは表示されるけど、2位以下のタイムは表示されない。2位以下で日本選手が日本新記録かなどはすぐに分からない。

 

もうひとつ聞き慣れなかったのが「スキンレース」。(距離失念)混合のメドレーリレーでのトップチームが泳法種目を指定する。今回の放送では、女子が自由形で、男子は背泳ぎ。最初8人でスタートして、上位4人で準決勝というかラウンド2。そしてさらに上位2人で決勝=ラウンド3。最初のスタートとラウンド2のスタートまでが3分。ラウンド2からラウンド3までも3分。選手はくたくたで、水中でのクーリングダウンとかプールサイドでのマッサージ、あるいは寝そべったり、、。

競泳で疲労こんぱいの映像が続くのって少ないけど、まさにそんな映像が出る。このレースでの1位には27点、2位には21点、各ラウンドでのジャックポットもありえるので、高得点というか大逆転の可能性大。結構面白かった。

 

放送はまだ何度かあるみたいなので、次回なども見る(録画再生)つもり。フォーム確認などにも役立てたいと思う。

 

なお前述のように、今回はハンガリーのブタペストでの開催だけど、本来は世界転戦。新型コロナの関係らしい。個人的には、むしろ1都市での開催の方が良さそうに思う。転戦での飛行機などの移動や各都市での準備も大変だし、選手の方も集中できそうにない。あと、種目的に”混合メドレーリレー”がないのが少し寂しい。(蛇足的には、FINAとは別ならフィン泳も種目に加えると面白そうと思ったけど、さすがにそれは無理か、、。)

 

 

蛇足:つらつらと調べたら、昨年のISL大会で、瀬戸大也選手は200m個人メドレーで優勝。しかも世界新エナジー・スタンダード(Energy Standard)というヨーロッパのチームで、そのチームが決勝に残ったら参加という条件だったらしい。短水路だったり、ヨーロッパチームとしての出場、FINAとの関係で、当時は扱いが小さかった? 逆に、彼の今年の騒動での活動停止もあって、今回のISLには出場せず。そんなことも含めて、目まぐるしさを実感。

 

 

 

追記(2020/11/10):

今日のCS放送を何気に見てたら、(英語だけど)”混合メドレーリレー”が表示された。本日最後のレース。小さな字で何か書いてあって少し気になったけど、そのまま視聴。スキンレースが終わって、「さっ、いよいよかな」と思って期待したけど、本日のダイジェストが流れてそのまま放送終了。

怪訝に思って、冒頭の映像を確認したら、(英語で)今日のチーム得点が同点の場合との但し書き。スキンレースで同タイムなら人数増やすけど、準決勝進出などはチーム数が固定なので、準決勝進出を賭けての競争が必要というわけ。まっ納得だけど、逆に混合メドレーリレーを目にする可能性が非常に低くなって、大いに残念。

「水泳クラブ世界一決定戦」ISL2020のテレビ放送

ニュース一覧見てたら、競泳国際リーグでの大橋選手の好タイムという見出し。そんな大会やってるんだ~とか、テレビ中継あるの?と調べたら、放送やってた。CS放送

www.tv-asahi.co.jp

地上波でもスポーツ番組内でダイジェストでやるようで、そちらを含めたニュース記事が以下など。

www.nikkansports.com

昨日の24日放送は見逃したけど、直近のを録画予約した。期間が長く、放送時刻が個々で違うのでちょっと注意。

水泳やっててフォームの細部とかで気になること出てくるけど、新型コロナの影響でそもそも大会が中止。当然放送もなくて、少し悶々としてた。自分は国際選手のを真似るほどではないけど、これらの放送で分かる部分が出てくるとありがたい。

 

 

ついでにだけど、直近では日本学生選手権(インカレ水泳)なども大会があって、後で知った。放送もされたかもしれない。ただ、日本学生選手権(インカレ水泳)などはYoutubeにアップされてて、参考になるかも。

www.youtube.com

自分としては、泳ぎの細部の方で気になってる事項がいくつかあるので、Youtubeでのこれらよりも放送の方に期待してる。さらっとみたかんじでは、Youtubeでのは水中映像は無いようだし、そもそも画像が粗くて気になってる部分が分かりにくい。(テンポなどは参考にするつもりで、該当種目のタイムスタンプとかを調べるつもりだけど。)

 

クイックターン トラウマ克服できたかも

ここ1月程、クロールではクイックターンで泳げてる。1km近いロング泳でも、人が壁にいなければクイックターンで行けた。背泳ぎでも100m辺りになるけどクイックターンでOK。

背泳ぎはそもそもスピード出せてないからスピードを早めたら課題出てきそうだし、やはり安定感に乏しい。クロールも、疲れた時のターンがまだぎこちない。そんな課題もあるものの、なんとなく一山というか大きな課題を克服できた感じ。克服に1,2年もかかってしまった。

 

その少し前とかは、ちゃんと基礎を習って泳いでたわけじゃないけど、バッタンクイックターンは時々出来てた。

それが少しクロールなどの基礎を習ってクイックターンを時々やって、(いわゆる昔風の)足を伸ばすタイプの癖になってたせいか、プールのヘリで踵のゴツンを2,3回。怪我にはならなかったけど、痛みは数日続いた。また、ちょっとした大会の100m自由形に出場して、75mのクイックターンで失敗。どうにか回ったけど、深くなりすぎで水を飲む始末。

さらに、フィン泳は出場したい種目の1つ。ビーフィン(2枚フィン)でのクイックターンを目標にしてレッスンでチャレンジする時あるけど、フィンのスピードのせいか壁が近いと怖くなって、遠くの方でターンインを開始してしまう。

それらがトラウマみたいになって、クイックターンが大きな課題になってた。

 

1,2年前から基礎のやり直しということで、ビート板を2つ手にしての気をつけキックからの前回りなどを何度も。布団などの上での前周りや、鉄棒での前回りなどもやってみた。まっ体操での復習みたいなもの。(蛇足:公園での鉄棒って、自治体で注意書きが結構違う。近くのは小学生以下かなの子供だけ。隣市だと特に規定なし、、、。)

 

色々あるけど、基礎からのやり直しで結構見た動画が以下の2つ。

youtu.be

youtu.be1つ目のは、子供向けみたいに感じるけど、基礎ということで、それらのドリルを。ビート板については、ジムでは1/2とか1/4の大きさのが置いてあるので、それらを使い分けして練習した。1/4で上手く行ったら、1/1の大きさでもやってみる感じ。手の力が入りすぎると、逆に1/1サイズでおかしな回り方することがあって、その確認と修正を行うことが時々あった。

2つ目のは、結構高精細で、回る直前での手の平の位置などの確認に利用する事が多かった。最初体側で、回りながら手の平は下方向へと、自分としては結構しっくり感じた。

 

 ただし、これらも、壁の間近でなければそれなりに上手くできるけど、壁を使った練習の途端に成功率が落ちる感じ。

 

 壁近くの対策のために結構見たのが以下の4つ。

youtu.be

youtu.be

youtu.be

 

youtu.be

 2つ目で「Firehouse Flip」という字幕のある、壁に手を付く位にグライドキック。そこからターン。公営プールとかでも練習の人を見かけたりして知ってはいたけど、自分としては余り練習してなかった。

やってみると、案の定というと変だけど、できる時もあるけど、練習終了近くのように疲れてると上手く行かない時が時々。結構ガチガチに手や肩に力が入ってるのを感じる時が少なくなかった。

その関係で、3番目のその場での前回りとかも確認する事を多くした。また、首を入れて回り終わるのの意識を高める意味で、4番目の動画も何度か確認。

後、2つめの動画での壁に足を掛けて前回りは、最初うまく行かず、気づきが大きかった。

 

最近はフリーエリアで、練習開始時に気をつけからの前周りを何度も練習することにしてる。次の図のような感じ。自分なりのポイントとしては、なるべく壁近くで。壁やプールの底への意識というか目線確認と、足が下がっても対応できるような前屈み。

 

f:id:honda-jimusyo:20201024173122j:plain

そんな練習が功を奏したのか、冒頭で書いたように結構克服できた。高速回転や疲れた時での対応などの課題へも今後取り組みたいと思う。

 

 

 

蛇足:クイックターンの動画を探してて目についたもの。チーム形成などに役立つって言ってる感じだけど、アメリカなどの競泳チームがレースで結構強くて、ついついこんな練習もやってるのかな~と思っちゃった。

youtu.be

スイムメニュー IMOの"O"って

今日のスポーツジムでのスイムレッスン。3月ほど前から参加している中レベル?でのメニューに「IMO」。自分はスイムメニューの略号に少し慣れたものの、IMOは良く分からず。速い人も、分からないようで、皆で訊いた。OはOrderのことと。

つまりIMが Individual Medleyで個人メドレー。そのOrderなので、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形(レッスンではクロール)の順。細部的には、サイドキックなどでのドリル。(背とクロールはサイドキックだけど、バタと平は2キック1ストローク。)

 

今までは、25*4とかの練習で、泳法なんでも良しだったけど、ポツリポツリと個人メドレーで泳ぐ人もいた。そんなこともあって、今日は全員同じ泳法でのドリル。

 

個人メドレーでのサイドキックは結構きつかった。そのレッスンの後、個人練習でもキックの練習したら、太腿がピクリピクリ。攣る前兆になってしまった。

 

©2005-2022 ほんだ事務所(honda-jimusyo) All rights reserved.