今日は(も)丹沢へ。実現可能性は低いだろうけど、グループ登山を意識しての下見(?)などが当初の主な目的。
・ヤビツ峠経由にして、小田急の丹沢大山フリーパスを利用
・二ノ塔~塔ノ岳(表尾根)でのエスケープルートがどんな感じか試走(試歩)
・ヘッドランプのお試し
・知り合いから鍋割山荘への伝言を言われていたので、その伝言
・できれば「白竜の滝」に行ってみる
ヘッドランプのお試しもあったしグループ登山での想定を考えて、バスは8時55分秦野発のにした。
15分くらい前から並んだけど、結構な人。発車時刻前には、我々の後に同じくらいの人数が並んでた。 55分近くになってもバスが来ないので少し不安になったら、ヤビツ峠直通の臨時バスが出るとのことで列が動いた。少し後に定時のバスも来た。自分の直前の人が定時の方を待とうとして立ち止まったら、臨時の方を見送った人から声。こっちは定時の方でどれくらいかかるかも知っておこうと考えたので、定時のバスの方へ。(途中から乗る人のこと考えたら、直通を直前に出す今回のやり方が理にかなっているかも。)
バスは、偉いスピードというか結構な揺れ。座席に座ってていても、手摺りなどを掴まえていた方が良いくらい。多少ネットで読んではいたけど、実感するとは。 ”菜の花台”で、輪行装備の二人が下りた。そもそもこのバスのルートは、勾配がきつくて自転車の人達には良い練習場。自分も実際2,3回通ったけど、爽快~。逆にその分、上りはきつい。今回も何人もいたけど、小学生らしき子もトレーニングしてた。 なお”菜の花台”ってちょっとした山頂で、そこまでバスで輪行装備で行くのを理解に苦しんだけど、なんか事情があったんだろう。 ヤビツ峠の前で、前の臨時バスと定時のバスが並ぶ格好になった。前の臨時バスは、ぎゅうぎゅう。
ヤビツ峠の混み具合は、こんな感じ。
軽く準備運動をして、トイレ済ませて、ゆっくりランスタート。 今回は登山道入り口をちょっと過ぎて、水場(「護摩屋敷の水」)まで。すぐ近くが工事中の関係もあるのかも知れないが、誰もいない。満喫したかったけど、まださほど喉も渇いてないし、今日(の朝)は少しひんやりするくらい。数回飲んだ程度。(グループ登山の時は、時間の関係でこの水場はパスかな。)
登山道に入り、少し進んだところの塔ノ岳への道と、菩提峠への道の分かれ道。塔ノ岳などへは、左の写真の真ん中の小さな道を。
塔ノ岳への道での最初の山の頂は、二ノ塔。それまでは、林の中を黙々と走る/歩く。
二ノ塔のエスケープルートは、菩提(ぼだい)への道。 少ししか歩かなかったけど、細い道。(標準タイムで頂から1時間10分くらいで一般道にたどり着く。バス停までは、一般道をさらに歩く。グループ登山はヤビツ峠→塔ノ岳のつもりなので、このエスケープルートは無しかなとふと。ヤビツ峠がスタートならヤビツ峠に戻るとか、蓑毛までの歩きが良さそう。)
次の山頂の、三ノ塔からの眺めはばっちり。富士山がくっきり。余りに綺麗なので、富士山の写真は少し大きめ表示。^.^;
真ん中の写真中央で、少し出っ張りに見えるのが、塔ノ岳の山小屋。ちなみに、右の写真中央で、青い点のように見えるのが江ノ島。 普段しげしげと見たこと無かったけど、今回は三ノ塔の山小屋を覗いてみた。端的には、避難所。
三ノ塔からのエスケープルート。大倉への道だけど、大きくは”戸川”の文字。シールで少し小さいけど、大倉の文字。整備されてるとは言い難い人もいるだろけど、林の中のそれなりの幅の道。途中で木々の間に富士山を見ることも出来る。グループ登山でのエスケープルートとしても、大丈夫かも知れない。
三ノ塔から烏尾(からすお)山の様子。左と真ん中は、鎖場や遠くに見える烏尾山荘。右の写真は、途中での少し崩壊してる道で、結構ヒヤヒヤ。
烏尾山に近い方から見た登山道。右の方が望遠撮影で、鎖場辺りの人を微かに見分けられるかも。
烏尾山荘と、かき氷ののぼり旗。右はエスケープルートの戸川・大倉への標識。戸川・大倉の標識近くにはトイレがある。
エスケープルートは最初尾根だけど、すぐに林の中。 土なので歩きやすいが、そのぶん道幅が狭い。一長一短。もちろん少ししか歩いてないので、ルート全体がそうだとは思わないけど。
行者ヶ岳先の鎖場。
行者ヶ岳~塔ノ岳でのエスケープルートその1。政次郎尾根への標識。戸沢の文字。戸沢から、戸川、大倉へ通じている。(戸沢から先は戸川林道で、多分大抵は砂利道だと思う。)
エスケープルートの様子。つまり、政次郎尾根のさわりの部分。こちらも、すぐに林の中の道になる。道が分かりにくいのが、少し気になる。
行者ヶ岳~塔ノ岳でのエスケープルートその2。書策新道への標識。 ちなみに、2010年版の昭文社の丹沢地図では、波線(難路)。標識近くの道も狭いし、回りの草で少し分かりにくいくらい。なお、この新道の途中に”白竜の滝”があり、今回行ってみたいと思っていた所でもある。
最初は、少し狭い登山道だな~程度。だけど、、、。
標識が分かりにくかったり、道が途切れていたりしてて、結構不安になってきた。右は、真ん中の写真とは若干異なる箇所で帰りに撮影したけど、道が途切れている様子が分かるかと思う。 滝があることから判るように、登山道近くに沢。水の音でコース的に間違ってないと判ったけど、それがなかったり滝という目標がなければ、不安で引き返したと思う。
沢の様子。なお、右の写真は、すぐ近くの別の沢で水無? 水量は豊富で、数秒でペットボトルが一杯に。
多少ネットで知っていたから判ったけど、沢での”手作り指標”。誰かが作成して、おいているみたい。 当初は上の方が滝の方向かなと思ったけど、それらしい音もしないので、短冊の方の案内に従って沢の向こう(右岸)を下ることにした。
白竜の滝。標識らしきものが見当たらなくて、少し拍子抜け。(もしかしたら、近くの木の杭に書かれていたのかも知れないが。) タオルを水に浸して体を冷やしたりして、1,2分休憩。
ちなみに撮影した動画は以下。デジカメ操作の習性で、縦長になってしまった。(編集するのもちょっと手間で、今回はこのまま。すんません。)
沢の脇を登ったけど、結構きつい。ついさっき下った時とほとんど同じコースなのに。水で滑りそうになるからか、、、。 右の写真は蛙。岩を掴もうと右手を伸ばした後に、左側のすぐ近くに見つけた。これが掴もうとしたそのものだったり、掴もうとした先にいたら、ケガの一つになったかもしれない。写真は少しピンぼけだけど、まっブログ掲載にはその方が良かったかと思う。
ちなみに、靴や靴下は、さほど濡れなかったように思う。水の中に入ったりしなかったけど、それなりに水がかかったりはしたはず。靴の防水機能が、それなりに有効に働いていたのかも知れない。靴下は登山向きのもので、結構ぴっちり。それも良かったのかもしれない。(実験すれば良さそうだけど、濡れてしまった後を考えると積極的に実験する気になれなかった。)
沢への到達点まで戻ると、下ってきた人と遭遇。軽く言葉をかけたら、戸沢方向はこれで良いかと。どうやらエスケープで、間違ってこちらの道を下りてきたみたい。ほんとは、政次郎尾根沿いにしたかったみたいだ。山小屋でエスケープルートがあると聞いたとのこと。2カ所あるので、山小屋でも注意してねと言われたらしいけど。 お互い地図で位置を確認しようとしたら、向こうが取り出したのは20年くらい前の地図。茶色と黒の2色刷だったと思う。今となっては貴重な地図かも。
時刻も14時少し過ぎた程度で明るかったので、多分戸沢・大倉にはたどり着いただろう。その人と別れて、こちらは、また稜線方向へ。山の稜線にたどり着いた時には、休憩のベンチなどには誰もいなかった。下るときは20人近くいたのに。
新大日茶屋脇の花。
左の写真は、小田原方向。川(酒匂川?)が海に流れ出てるけど、右側の方だけ茶色っぽい。 右の写真は、結構狭くなってる登山道から眺めた伊勢原方向。狭いし、おまけに少し崩れているからヒヤヒヤ。
塔ノ岳には、15時過ぎに到着。少し雲がかかっているものの、富士山が見えた。真ん中の写真での、富士山の右下に見える少し白い部分は、山中湖かと思う。 蛭ヶ岳などもくっきり。南アルプスも見えたと思うけど、写真だと今ひとつ。またアルプスなどに詳しくないので、ちょっと勘違いかも知れない。 ヘッドランプのテストを考えると、まだ時間があるので、30分くらい頂上で富士山や都内方向を眺めたりしてぶらぶら。
鍋割山には16時20分くらいに到着。この前と同じく鍋焼きうどんを注文。また伝言を伝えた。(今日のエスケープルートのことを少し話したら、沢のことを話されたけど、何処のことかはっきりは判らなかった。その時は。) 外のベンチがふさがってて、鍋焼きうどんを何処で食べようかと気にしたら、ちょうど1グループが出立。そのテーブルを独り占めする格好で、ゆっくり食事。結局ここでも30分くらい休憩して、再スタート。
食事の休憩で元気になったことや今日のエスケープルートとの比較で、鍋割山からの下りが”極楽”に思えた。道幅もそれなりにあるし、、、、。 また、途中で3人のグループを追い抜く格好になった。鍋割山荘で出立を見たチーム。こちらはヘッドランプのテストと割り切ってて、大倉に近づくにつれ暗くなった。なので、あの3人は慣れててのことかと、ちょっと気にはなった。(特に今回は、後述する台風の被害があったので。)
(多分)ミズヒ沢と登山道。結構荒れてて、登山道が少し分かりにくくなってる。 真ん中は、ヤマユリの蕾。もう少しで咲きそう。(下ったところではいくつか咲いてたし、大倉辺りではもう枯れてた。イメージ的には8月の暑い頃に咲くと思ってたが、平地に近いところでは7月の暑いうちに咲いたという感じ?)
(多分)本沢と登山道。先週の台風の爪痕が凄まじい。 こちらはまだ体力も残ってて日も明るかったので、貴重な体験だな~くらいの気持ちだったけど、暗くなったりしたら不安が高まったかもしれない。つい、さっきのグループのことなどを思ってしまった。
ブルドーザーが入って、復旧工事してた。 場所は、なんて呼んでるんだろう、うーん。^.^;
もう一つ、橋の様子。 この場所が位置的には二俣だと思うけど、ちょっと自信なし。(地図だと、登山届け箱があるところが二俣。この近辺で見た気もするけど記憶があやふや。) ブルドーザーの人達は、どうやって現地まで行ったんだろうと思ったけど、どうやらこの前後までダンプ。その後ブルドーザーで進んだみたいだ。それにしても、あの時間まで工事してたら、その後のダンプカーの所までの歩きとか大変だろうにと思ってしまった。
それまでも時々ヘッドランプのテストをしていたが、大倉まで1キロくらいからは、日陰部分で機能してるのが判るようになってきた。 2週間ほど前にLEDランプのものを購入。もう何年の前に、山岳耐久のレースでヘッドランプ必須となっており使ったけど、その時と比較して格段に軽くなってる。走ってもランプがずり落ちてくることがない(皆無)なのがよい。また今回の機種では、ランプの種類も点滅とか赤灯などいくつかある。
今回少し確認しようと思ったのは、鍋割山から下る時の大倉へ90度曲がる地点の見分け方。丁度この写真で、左に曲がる地点。特に夕方や夜のように、暗いケースを想定の心配。 今回判ったのは、大倉まで0.7Kmの標識を過ぎて、丹沢大山公園の大きな碑の直後で、コンクリート道路が30メートルくらい続いたところと言えば分かりやすそうということ。狭いまっすぐの道じゃ、少し似た所も少なくない。 ちなみに、この写真をストロボで撮ってたら、結構なスピードで下りて来る人がいた。曲がるのもその後も、結構なスピード。トレランのタイムトレーニングだったのか? (あるいは、もしかしたら、大倉でのバス時刻を気にしてたのかもしれない。)
で、こちらはその後を、ヘッドランプのテストを兼ねてゆっくり駆け足。ところが、急に暗くなってランプ必須状態。前の人も、ヘッドランプなのか懐中電灯なのかを一時点灯させてたみたいだ。その光を見て?と思ったけど、そこまで行って判明。中くらいの木が、登山道を遮る格好で倒れてた。
その前後も雨で結構道が荒れてた。 ヘッドランプのテストと言うよりも、実践になった。幸い数百メートル程度で大倉のコンクリートやアスファルトの道に出たけど。ちなみに、ご存じのように、登山の入り口は網でふさがれている格好になってる。初めてでスピード出してたら、ヘッドランプでも分かりにくいかもとふと。
大倉が近づくと、祭りのようなアナウンス。ロータリーに着いたら、どんぐりハウスも営業中だった。「あれっ」と思いながら、バスの時間を確認したり着替えたり。 どんぐりハウスが営業してるならとのことで、いつもの生大+ゆで落花生にした。聞いたら、納涼祭の時は夜も営業しているとのこと。ほろ酔いでバスに乗る。
渋沢の改札を通ってホームに着いてから、フリーパスを撮影してないと気がつき、急いで撮影。少しピントがはっきりしてないし色も変だけど、ブログ掲載にはこの方が良さそう。 フリーパスにしたのは、今回はヤビツ峠へのバス乗車などで、フリーパスが割安だったため。ちなみにフリーパスは、相鉄の駅の切符販売機で購入。電車の裏黒切符と似てるといえば、分かりやすいかも。電車の駅では、自動改札に入れる。バスでは提示して見せる。 PASMOと同じサイズかと思ったら、ちょっと大きい。登山などではPASMOをケースに入れて持ち歩いていて、それと同じだと仕舞いやすいと思ったのにケースに入らない。ポシェットにビニール袋に入れて仕舞ったけど、山のように動き回るときには、どうした方が良いか悩ましい。丁度良いサイズのケースがあれば良いけど、そう何度も利用すると思えないので、次回も今回のやり方にするかな。
色んな道を走った/歩いたし、滝にも行って最高の一日だった。(でも小腹が空いたと、乗換駅で、どんぶり食事をしたのが良くなくて少し残念。) なお、時間は以下。いつものように、走ったりしてるので標準タイムとは異なるので注意。
9:40 ヤビツ峠スタート
9:50-54 富士見山荘 (護摩屋敷の水 立ち寄り)
10:31-45 二ノ塔 (エスケープルート下見)
10:56-26 三ノ塔 (エスケープルート下見)
11:50-11 烏尾山 (エスケープルート下見)
12:38-00 政次郎尾根口 (エスケープルート=政次郎尾根下見)
13:06-14:28 書策新道口 (21分休憩。エスケープルート=書策新道下見。白竜の滝まで。)
15:08-38 塔ノ岳
16:20-55 鍋割山
19:10 大倉 今
夏に実行しようと思ってた、丹沢関係課題は終わり。今夏の残り課題は、高尾山と奥多摩。ただし涼を求めてのトレーニングとして、丹沢には何度か行ってみるつもり。
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