今日は、奥多摩へトレラン。御嶽駅から川沿いに進んでケーブルカーの頂上駅(御岳山駅)に行って、御嶽神社脇から奥の院・鍋割山(標高 1084m)へ。芥場(あくば)峠経由で、長尾平、ケーブルカーの滝本駅、そして川沿いで御嶽駅まで戻る。そして、今度は反対方向の高水三山に向かって、その後尾根沿いに青梅駅まで行くつもりだった。
念のためだけど、高水三山は惣岳山(そうがくさん)、岩茸石山(いわたけいしやま)、高水山(たかみずさん)の3つで、いずれも標高700メートル台。(別のブログで述べたけど、多摩川挟んだ反対側の御前山の近くにも、同じ字と呼び方の惣岳山がある。) そして、青梅駅近くの青梅赤塚不二夫会館などを見て、多摩川の近くを河辺(かべ)駅に向かいスーパー銭湯で一風呂浴びて電車で帰宅との予定だった。 結論から言うと、雨と雷のために、高水三山までで断念。高水三山から軍畑(いくさばた)駅に向かい、そこから電車で河辺駅にして、その後のひとっ風呂などは実行できた。ちょっと残念だけど、仕方無し。次回にでもリベンジするつもり。
ちなみに、高水三山の後の尾根や河辺駅のスーパー銭湯は、以下での「Lafuma青梅高水山トレイルラン」を目にしたため。スーパー銭湯は、練習の人のブログか何かで見かけた。 http://www.kfctriathlon.jp/html/event_trail.html
また実を言うと、もう30年以上も前に岩茸石山に登山した写真が残っていた。多摩川の北の方を走る/登山するチャンスがなかなか無く、丁度良い機会なので行ってみようとの思いに駆られた。 奥の院・鍋割山の方は、今月下旬の高校同窓生での登山(ハイキング)でのオプショナルコースとしての案があり、その下見。奥の院界隈はシロヤシオが有名で、場所なども確認したかった。先週にはケーブルカー駅奥のカタクリの様子も見ることができれば良かったと思ったので、そちらの見学も兼ねている。
傍から見ると、なんかテーマ性のない走りだけど、それなりの距離にしたかったのと今まで取りこぼしてたコースをこの際に踏破したかった。天気予報で雨が降りそうだったけど、訓練と割り切ってたし、傘をリュックの中に。また天気予報や朝の雲の動きで何となく(南西ではなくて)南東から雲が来そうで、その辺りも頭の切替ができるかもトレーニングと割り切ることにした。(服装はスポーツTシャツ+長スパッツ。GPS持参や固形食も、普段とほとんど同じ。) 天候のせいで、ピンぼけの写真多いけど、ご勘弁。(何度か失敗してるのに、なかなかうまく行かない。今回も反省。)
事前調査で多摩川縁に降りる道が良くわからなかったけど、現地ですぐに分かった。駅から見て、橋の左側に看板があった。(なお、帰りに人の後を追って駅まで階段を上ろうとしたら、橋の少し上流だった。つまり、駅から少し上流に向かったところにも、川へ降りる階段がある。)
狭いけど、走れなくはない幅。ただし、今回は滑りやすいので、そうスピード出せないし、散歩する人などもいるので要注意。
振り返れば、こんな感じ。
本来、左の写真の橋を渡るべきだけど、少し先のフィッシングセンターの橋まで行ってみた。そちらは冠水。冒険ランなら行けるだろうけど、これで流されでもしようものなら回りから顰蹙。引き返してさっきの橋へ。
橋の階段の所にいた(沢)ガニと、橋の様子や橋からの眺め。
少し急だけど、距離的にはたいしたことのない坂を登ると、鳥居。右の写真は、帰りに鳥居側から撮影したもの。 ここからは、ケーブルカー駅(滝本駅)まで、バスの通り道と同じ道。水の音が結構大きかった。
今回もケーブルカーには乗らず、アスファルト道路を。今回気が付いたのは、写真の小道。用水路のような所に通じてる気配。アスファルト道路の途中に合流するような部分があるけど、そこに通じてるのか?? いずれにしろ通れるとしても、ちょっと危険な道。
ケーブルカーの頂上駅(御岳山駅)までの道で見かけた、ビジターセンターによる掲示。前も少し似たのを見た気がしない訳じゃないけど、以前より可愛くなってるように思う。 右は、御岳山駅の様子。雨が降ってて、人は少ない。ただし、それでも表参道(商店街)とかはそこそこの人だった。
レンゲショウマの群生地。多分、この草みたいなのがそうかと思うけど、さほど自信なし。
レンゲショウマの群生地のちょっと先の、カタクリの様子。芥場峠のそれも似たようなものだったので、1週間でここまで変わってしまったのか。ただし、もしかしたら雨の影響で蕾が閉じてしまったのかもしれない。
カタクリの写真撮影していたら、カメラが電池切れ。ただし想定内で予備の電池を持参していたので替えようと思ったけど、雨で断念。傘を取り出すのも面倒だった。結局御嶽神社の清めの水場で、電池交換した。まっ、今回のトレーニングの一つにはなったかも。というか、雨の日の電池交換に対する認識が甘かった。
長谷川恒夫の石碑。ちなみにこの石碑のある長尾平の茶店(ホットワインが有名?)には、ハセツネカップのカレンダーがあるなど何か由来があるのかも知れない。次回にでも聞いてみるか、、、。
時々遠くに晴れ間を見ることもあったけど、大抵は雨。
奥の院への道。(鎖場よりも長尾平寄りで)そこそこの勾配。左端の階段のキノコは、食べられるタイプのような気もするけど??
奥の院への道での鎖場と、その近辺の様子。近くにそこそこそこの岩があり、(近くの天狗岩との対比では)”ミニ天狗岩”みたいな感じか。 グループ登山なりハイキングで初心者がいたらコースとして選択するか悩ましいとも言える。初心者の歩力などに依存するかも。個人的には、小学生とかでも大丈夫と考えるが。
なお、帰りにビジターセンターによってシロヤシオの場所を聞いたけど、この近辺と奥の院へのまき道(右の道というべきか)、そして鍋割山への途中と言っていた。鍋割山への途中は、それっぽい木があって今回でも分かったけど、鎖場~奥の院は気が付かなかった。道から少し離れている少し大きめの木なのかも知れない。
奥の院の山頂。それっぽい掲示はなかったように思う。山頂に、さっき書いたまき道(右の道というべきか/山頂からは左)っぽいのが見えた。
奥の院からの下りと、鍋割山のまき道の掲示。下りもそれなりに急。また、まき道は登山地図に出てるけど、ちょっとイメージしにくかった。鍋割山直前の道は急で、(今日の天気のせいか)展望悪くて、まき道でも良いのかもしれない。
鍋割山山頂。丹沢の鍋割山の方に馴染みがあるせいか、別の名前はなかったんだろうかとの気持ち。
鍋割山から大岳山との合流ポイントまでは、奥の院までよりは、走りやすいコースに思えた。
芥場峠近くのカタクリ。1週間ほど前は綺麗だったけど、過ぎてしまったか雨のせいか、しぼんだ形状になってしまっていた。
ロックガーデンの上流側の入り口や近くの登山道の様子。それなりの水量。透明カッパなどでの登山や、傘を差しての登山の人がちらほら。
長尾平でおにぎり昼食とちょっと休憩。写真は、長尾平のモミの木の根っこ。新芽が結構落ちてた。 体を休めるのもだったけど、雷の確認で時間を取ってしまった。光ったり音がして、ケーブルカーに乗るのも選択肢に。ただ、そう気温の変化があるわけでもないし雷も近い感じがしなくて、とりあえずビジターセンターに向かうことにした。ビジターセンターでシロヤシオのことを聞いてみようと思ったため。その時は、ついでに雷雨のことなども聞ければ聞こうかと思ってた。
表参道/商店街からビジターセンターまでは、そこそこの人。こちらは傘も差さない状態だったけど、傘の人も多くて、他の人に合わせてゆっくり歩き。というか、人の多い山はどこでもそうだけど、道いっぱいに広がってる、、、、。
ビジターセンターでは、前に述べたシロヤシオの見所の場所を聞いた。丁寧に教えてくれて、多分例年よりも遅いだろうけど、気になれば電話くださいと。有り難い気もしたけど、まずはホームページなどを見ますと返事した。また、ケーブルカーの頂上までの道での掲示が可愛くなってるように思った旨を言っても良かったけど、おじさんだったので止めといた。^.^; 雨足が少し弱まった気もしたので、雷雨のことは聞かずにそのままは走って下ることにした。大きな休憩もすることなく、川沿い経由で御嶽駅へ。
御嶽駅の蔦の緑が綺麗だったのでパチリ。
登山道への道が良くわからなかったけど、目の前の人達が黄色く塗った階段を上っていくのが見えたので、その後に。踏切の辺りでその人達が「見えた」と言ったので、登山道入り口かと聞いたら、どうもおそば屋さんが見つかったと。 踏切越えたらお寺があって、そこに登山道の掲示。お寺は慈恩寺。
道は結構ぬかるんでいたし、そこそこの勾配。時々登山の人やトレランの人も見かけたけど、御岳山界隈とは大違い。
勾配や腿上げで少し苦しい。30年近く前に、この登山道を通ったように思えなくなった。あるいは、こちらの体力が当時から落ちてるのか、、、。機会あったら、当時の登山コースを聞いてみるつもり。
途中で見かけた御神木。「しめつりの御神木」と呼ぶらしい。ガスの関係もあって、尊厳な気持ちに。
惣岳山のちょっと手前で、登山道に相当な水が流れてた。断念することも考えないと行けないのかなと思ったら、100メートルくらいで原因判明。水場のようなところの近くで、登山道から水が湧き出すようになってしまっていた。ある意味、一安心。
惣岳山の様子。
岩茸石山までの道は、急な所、穏やかな勾配の所と色々とのイメージ。 ハイキングコースとしてや関東ふれあいの道の掲示があって、奥多摩の中でも距離などが分かりやすい部類か。なお、ハイキングコースと書いてあるけど、ハイキングにしては少しきついかも。
また、岩茸石山までの道だったと思うけど、高校生と思われる山岳部らしきグループと遭遇。10人超。雨への完全装備。真ん中の女性が「山側に寄って~」と掛け声。その前から一列での歩きだったし、最後は先生だったかな。同好会と言うよりも、ちゃんとしたクラブ/部活動に思えた。
岩茸石山山頂の様子。 右端の写真は30年超前の登山での写真。少し色あせた写真だけど、敢えて画像処理せず。30年超前の方の標識は、現在とは反対の場所だったように思う。標高が昔は”793.2m”だけど、現在は”793.0m”。更にネットでは、793.3mと書いてるところもある。ウィキペディアでは792.99m。
画像検索すると頂上の標識にいくつかあって、それはそれで面白かった。 それにしても、ブーツで結構無謀な格好。高尾山へのハイヒールやスポーツシューズでの登山のことを云々することあるけど、それに近い部類。逆に、昔はさほどきついと思わなかったのが不思議。体力が落ちたのか。雨とか鍋割山などの後だったからと理由付けしたいけど、、、。
岩茸石山山頂では、休憩している人に撮影をお願いした。ついでにどれくらい休憩してるか聞いたら10分くらいと。雷の様子を聞いてみたら、埼玉の方のことをニュースで聞いたみたいな事を言ってた。「どちらまで」と聞かれたので、(その時は)奥多摩や河辺までのつもりと答えた。 しかし、しばらくしたら、雨が強くなってきた。雨を痛く感じるレベル。雷は急に近づいて来た気はしなかったけど、時々音が聞こえて安心できない状態。
高水山は山頂に行こうと当初思っていたが、雷のこともあってまき道を利用。常福院脇のトイレを利用。 真ん中の写真は、常福院。屋根から水がしたたり落ちてる。 今回はもう一つの30年超前での写真の位置を確認したかったので、とりあえず軍畑駅方向へ。ちなみに、「青梅高水山トレイルラン」のレースでは、左の写真で上成木の方へ進むんだと思われる。
しばらくしたら、GPSが電池切れ。替えの電池は持参していたが、雨だし下りで止まりにくかったり、コース的には分かるだろうとのことで、交換しないまま走り継続。
ぬかるし、水量は多いし、、、。
左は途中で見かけたもの。植林の関係と思うけど、ちょっと変わった形状だし、葉の付いてない木だったので?? 右はダムのような単なる堰のような、、、。
もう一つ昔の写真で確認したかったのは、場所が不明確。事前に2箇所ほど予想したが、片方と合致した。高願寺近くの三叉路の方だった。見つかって良かったー。
川の様子。氾濫と言うほどでもないが、水量は多め。結構泥が足にかかってしまい洗い流そうかと思ったけど、流れが急で止めた。
三叉路。下ると、軍畑駅。写真での右の方を登ると榎峠へ行く。元々は、榎峠まで行って「青梅高水山トレイルラン」のレースコースに沿って尾根(青梅丘陵ハイキングコース)を青梅までと考えていた。 しかし、エネルギーが乏しい気がしたり、この雨の中で青梅駅界隈や河辺駅界隈を走るのが気が引けた。さらには、道が分からなくて人に聞く事態を避けたい気もしてきた。ということで、軍畑駅方向へ。
しばらく走ったら、陸橋が見えてきた。時々陸橋の電車から、この道をサイクリングする人達を見かけることがあった。その時はやたらと道路まで距離があるように思ったけど、下からだとそうでもない。ただし、青梅線って明治には開業してて、その当時の工事のこと思うとすごいことをやったもんだと感心。 向かって右側の歩道脇に駅への掲示があった。ちょっと上り坂。
そう何度も徒歩で通る踏切でもないので、踏切から撮影。
駅舎に時刻表が掲示されてるかと思ったけど、見当たらず。取りあえず、トイレと軽く汚れを落とそうとした。河辺でのスーパー銭湯は予定通り行こうと考えたので、着替えすることなくウィンドブレーカーを羽織る程度にした。
汗を拭いたり汚れを落としていると他のグループも来たので、河辺駅への列車の時間が近いと思って手早く済ませた。電車来て乗り込んだけど、濡れたままなので座るわけにも行かず立ちっぱなし。ただし、電車の連絡などが悪くなく、ちょっとラッキー。ウィンドブレーカーのズボンの方が濡れてて、リュックのが移ったみたいだ。足の汚れも取り切れておらず、少し不快感。川とか、少し上流の小川で汚れを落とした方が良かったように思えた。また、雨の時は、タオルの類や手ぬぐいの類を余計に用意した方が良かったと反省。(今回はスーパー銭湯で、ウィンドブレーカーの乾燥にはヘアドライヤーを利用させてもらった。登山の帰りらしき人も何人か同様の利用。)
河辺の駅を降りて傘を差して歩いて、スーパー銭湯(「梅の湯」)を探すけど、なかなか見つからない。結局人に聞いて、駅前と判明。早い話、全然行きすぎ。駅の出口が2階で、その陸橋を大きなビル(図書館有り)へ進めば良いだけ。エレベータを使ってビル内の5階へ行くと判明。Googleマップばかりじゃなくて、スーパー銭湯そのものの案内ページも確認しておくべきだった。
入浴等のシステムは、靴入れのキーをフロントへ。お金払ってロッカーキーを。バーコードタイプで、料理などは後精算。奥多摩の登山系のお風呂としては、そこそこの広さに思えた。入場制限や待ちがないのはメリット。洗い場もそこそこあるし、なんと言っても露天風呂での風呂種が多いのが良い。駅から非常に近いのが超メリット。 料理もそこそこグーと思えた。ただし、スープ餃子のしばらく後に人気の何とか餃子を頼んだけど、同じものを料理方法を違えているだけ?
また、窓から見える奥多摩の山々で気になるのがあって「山の名前聞いて良い?」と係りの人に言ったら、知らないとやんわり断られた。別の人にバトンタッチしてくれても良さそうにとも、ふと。まっ、後者は仕方ないけど、、、。いずれにしろ、スーパー銭湯での料理としては、まあまあ~良い方かと思う。 5階といっても、回りに遮るビルなどが少なく、奥多摩の山々も見渡せて絶景。さすがに窓際の席は埋まってたけど、他の席からもそれなりに楽しめた。しかも、雨がほとんど上がって、展望が良かった。
多少、あのまま尾根を走ってもと思ったけど、こればかりは仕方ない。 結局ビールを2杯と色々食べて、帰路へ。昔で向いた場所の確認など、大きな目的が果たせた1日。 ちなみに、GPSのトラックデータは以下。常福院からの下りの途中でGPSが電池切れとなったため、そこまで。そこまでで距離は25.6Kmで、トータル31キロ程度か。実感的には45キロくらい。 http://connect.garmin.com/activity/175162730
また、コースタイムは以下。走ったりしてるため、標準タイムとは結構異なるので注意。
8:40 御嶽駅スタート
9:16 ケーブルカー滝本駅前
9:51 ケーブルカー御岳山駅
10:22 御嶽神社
10:26 天狗の腰掛け近くの奥の院への分岐
11:06 鍋割山
11:15 芥場峠
11:35-45 長尾平
12:00-05 ビジターセンター
12:30 鳥居
12:40-45 御嶽駅
13:50 惣岳山
14:17 岩茸石山
14:30-32 高水山(常福院)
15:24 軍畑駅
雨への対応での反省点がいくつかあって、良い練習になったと考える。次回は、青梅での赤塚不二夫会館の見学とか青梅高水山トレイルランコースの試走を達成したい。