奔車紀行

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ハセツネ レース後の復習走

 


20日と今日(25日)は、ハセツネレース後の試走で、言わば復習走。2日に分けて、まき道など気になった部分を走ることにした。レースから少しか経ってなければ、走った後でレース時のコースが判別しやすいと考えてのこと。

なお、部分と言っても、結果的には、7、8割は走ったことになるはず。 結論から言うと、何日か雨が降ったせいか、レースで人の多かった部分とそうでない部分が明瞭でない所も多く、コースがどっちだったか迷う場面はいくつかあった。逆に今回は昼の試走で、レース時よりも広範囲での確認が出来たことの意味は大きかった。

ちなみに、20日は、武蔵五日市~数馬峠(その後数馬の湯)まで。今熊神社の参道は迂回。沿面距離で34.8km。累積標高は、3150mと2716m(-)。 今日25日は、三頭山避難小屋前~日の出山まで。三頭山へは檜原都民の森からのアプローチ、日の出山の後はつるつる温泉へ。沿面距離で33.2km。累積標高は、2598mと3555m(-)。

まず、特にレースで悩んだところの識別。ご存じのように、ハセツネコースには、赤・黄色の杭がいくつか打たれている。試走の時に悩んだら、まずはそれを探してみることをお勧め。今回の以下での写真での”杭”は、ハセツネコース向けの杭のこと。

 

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刈寄山前のカーブの700mほど手前。真っ直ぐで、写真右上の方に杭。

 

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刈寄山前のカーブの300mほど手前。右に折れる。右の写真での右下に杭。 ハセツネでの前半(特に市道山前まで)では、山や丘があれば、まき道ではなくて登坂するケースが多い。ここは、前半でまき道を利用する数少ない箇所。

 

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刈寄山の直前。左に折れて、写真での真ん中に杭。

 

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入山峠を過ぎて、市道山へ大きく右にカーブする直前。坂を登ることになるが、写真の右上に杭。

 

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醍醐丸を過ぎて、下った後に上りになる箇所。左へ。写真のどちらも、左下に杭。 実はレース時のログ(トラック情報)をGPSに入力しておき、今回はそれと同じになるように走った。この箇所では、GPS上のレースログでは真っ直ぐを示している。

当日のレースでは真っ直ぐだったのかなと思いながら、今回は杭の方へ。レース時も左に曲がった気がするけど自信なし。レース時の少し先の大きな岩の印象がなくはない。ただ、レース時は真っ直ぐ走って、岩などの印象は試走時の記憶なのかもと気にはなっていた。

 

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帰ってから調べると、まっすぐ行った場合の登山道とGPSのログが、ほぼ一致したからなおさら解決せず。写真での紫の点線がレース当日のトラックログ。赤い実線が今回のトラックログである。(利用したのはカシミール3D、地図はウォッちず。) 今回GPSログと不一致の箇所が何カ所かあり、多分ここもその一つだろうとの結論になった。つまり、真っ直ぐでなくて左へが正しそう。

ここを真っ直ぐかもと考えたのは、三国山直前の階段部分と似ているからと思われる。 ちなみにGPSの誤差だが、街中だとビルの谷間での電波の反射で発生しやすい。山だと木々で電波が届かないケースで誤差が発生するようだ。GPSには、電波が届かないときにジャイロで補正する機能があるけど、特にトレランだと腕の振りなどで補正を誤るのかも知れない。

 

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連行山と生藤山の中間くらいの箇所。真っ直ぐ(少し左)へで、写真の左横に杭。

 

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生藤山の手前。まき道の右へ。写真の右下に杭。

 

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三国山の直前。真っ直ぐ階段を登ると頂上。写真の下の方に杭。

 

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三頭山の直前。真っ直ぐ。左の写真での少し左上に杭。

 

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三頭山からの下り。そんなに間違わないだろうけど。写真の右下に杭。

 

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都民の森の展望台との分岐。真っ直ぐ。写真での真ん中辺りに杭。

試走時に、ここや都民の森の見晴らし小屋との分岐は少し悩んだ。他の人のログからでも、レースでのログが展望台に登ったかと思われるほど展望台の近くになってたりする。勾配が急で距離が近いことと、GPSの誤差が関係して、そのように見えるのだと思われる。今回はレース時に注意してたので、展望台の近くへではなく、真っ直ぐで間違いないはず。

 

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都民の森の見晴らし小屋の近く。左へまく。左の写真での少し左下に杭。

 

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鞘口峠の少し先。左へ。写真の左横に杭。

 

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砥山の直前。右の写真の箇所は間違わないと思うけど、写真の右横に杭。左の写真の箇所は左へで、写真の真ん中辺りに杭。

 

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風張峠の少し手前。真っ直ぐというか少し左へ。写真では左横に杭。

 

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ここは杭なし。左へで、右へ5メートル行ってしまうと行き止まり。

 

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ちょっとピンぼけだけど、大きな岩の脇。写真の左下に杭。

 

f:id:honda-jimusyo:20200921152248j:plain月夜見第2駐車場の先で、小河内峠までに4つほど小高い丘を通過するけど、写真はその最初。ここは右。特に杭はなかったと思う。

 

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f:id:honda-jimusyo:20200921152202j:plain2番目の丘。ここは真っ直ぐで、4つの中じゃ一番きつい。 見えにくいけど、左の写真では真ん中辺りに杭。真ん中の写真は近づいた時のもので、右下に杭。右端の写真は、丘の中腹と下る部分の様子。結構急に下るし、ザラザラした小石/土の道で滑りやすい。 ここもレース時に注意してた箇所なので、真っ直ぐで間違いないはず。

 

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f:id:honda-jimusyo:20200921152209j:plain3番目の丘。左へ。分かりにくいけど、左の写真では真ん中くらいに杭。右の近づいた写真では、左下に杭。

 

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4番目の丘。こちらも左へ。分かりにくいけど、左の写真では左横辺りに杭。右の近づいた写真では、左下に杭。

 

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惣岳山の少し前。間違わないと思うけど、道としては右に折れる格好。写真の真ん中辺りに杭。

 

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大ダワのすぐ先。右へ。写真真ん中辺りに杭。

 

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大岳山直前の分岐。左へ。 左の写真の左横、右の写真の真ん中辺りに杭。

 

次に今回の20日分を含む復習走での話題やスナップ写真など。

 

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高徳寺前のカーブ。以前はハセツネコースの旨の小さな木の掲示があったはずなんだけど、今回なし。取り払われた?

 

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f:id:honda-jimusyo:20200921152148j:plain高徳寺の坂を登り切る・登りきった所の様子。レース時のここでの渋滞が嘘のよう。

なお今回は、今熊神社の参道は伐採で工事中と思われたので変電所から迂回路を利用した。途中で30人くらいの中年グループの人や、自転車で降りてくる二人に遭遇してちょっとビックリ。ただし、その後は登山者等との遭遇は少なかった。(紅葉見物とかで人が増えるのは少し先なのか、あるいは醍醐丸までのこのコースはさほど人気がないのか、、、。)

 

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市道山前の急カーブを曲がってしばらくしたら、「フォーン、フォーン」という音。最初は散弾銃とかの音かと思ってビックリ。ただそれにしては音が長くて、その分は安心。ただ、熊の威嚇のためだとうどうしようと不安に。いかんせん、今熊頂上以降、直接会った人はいたかいないかくらい。とりあえず、時々熊鈴を手に持って能動的に音を鳴らした。

しばらくして、醍醐丸直前の尾根で、キーキーという声。猿。全部で10匹はいたか。同時に見たのでは一番多かったかも。

急いで写真に撮ろうとしたけど、暗いこともあってピンぼけ。どうにか見えるように撮影できたのがこれら。 どちらもまん中辺り。左の写真には2匹写ってるんだけど分かるか?? 醍醐丸の先では、鹿が谷をかけていくのにも遭遇。ハセツネコースでの鹿との遭遇は初かと思う。熊でなくて良かった~と思いながらも、前後に人がいないと、猿や鹿でも不安というか怖さを覚えるくらいと痛感。

 

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結構キノコがいっぱい。目を引いたのが写真の白っぽいのだったけど、多分「ドクツルタケ」という猛毒のものと思われる。他に椎茸のようなものも見たりしたけど、見極めできないしランの装備なのでちらっと見る程度。

 

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f:id:honda-jimusyo:20200921152107j:plain浅間峠の様子。”強者どもが夢の跡”といった感じ。 右から2番目の写真は、レース当日私がトイレに列んだ最中にすってんころりと転んだ辺り。写真での根っこのどれかに乗ってしまって滑ったと思われる。昼だと気づくだろうけど、夜で人が列んでいる状況だったのでライトを暗くしたので分からなかった。これかな~と思う根に、「こん畜生」と小声で言い放った。

 

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20日の夕方の数馬峠。そこからの富士山。写真の左上の白いのは月。

当初は西原峠辺りまでは行きたかったし、ライト使用せずに数馬の湯までとか当初思っていたけど駄目だった。来月のマラソン大会に備えて無理をしたくなかったのが理由だけど、事前に今までの試走での時間をメモしたりしてても良かったかなと反省。ただ、逆に夕暮れの富士山を見ること出来たのはラッキー。

数馬峠からにしたのは、こちらからの方が西原峠よりも走りやすい/歩きやすいためもあった。階段部分は皆無だし、落ち葉の厚いところも。ただし、暗いなか回りには人気がなくヘッドランプで走っていると、やはり少し恐怖感も。音やライトの影にびくっとすることも2,3回あった。

コース上のゴミの件は気にしたけど、ほとんど見かけなかった。全くなかった訳じゃないけど、行動食と思われる袋の切れ端などで、普通の登山者のものかもしれないし、、、、。 ふと、レースの末尾についてボランティアがゴミを拾うというのも良いかと思ったけど、昼間の方が分かりやすいし、ちょっと登山道から離れているのも見つけやすい。そうなるトレース翌日とかが良いので、現行の1週間後でも余り変わらないかなと、ふと考えた。

 

次に2日目(今日25日)の様子。

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都民の森の三頭大滝に行くウッドチップの道。一部、チップを入れ替えてた。前走ったときよりも、全体的にチップが新しくて、逆にごつごつを感じるくらい。

 

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三頭大滝。他にも紅葉が綺麗なところが所々。

 

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三頭山~月夜見山まででの紅葉。尾根づたいはさほど色づいていなかった。ポツリポツリと紅葉した木がある程度。右の写真は周回道路脇の紅葉で、向こうの方が綺麗に見えるのかと、なんか皮肉っぽく感じた。

 

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三頭山~大岳山の尾根でよく見かけたのが”栗”。正確には栗の”イガ”。まだ青いのもほんの少しあったけど、レース時は気づかなかった。2週間程度でそんなに急に落ちるものなのか、レース時に気が付かなかったのか? 後者の可能性もあって、レース後のゴミ集めは昼の方がずっと良さそうとの思いを強くした。

 

今回も2日ともハセツネ完走Tシャツを着用してのラン。大岳山の頂上には別の人がいて、木碑の所で撮影をお願いした。長尾平のハセツネ碑の所では、道標にカメラを置いてセルフタイマーで撮影。 日の出山は頂上に行かず、トイレを利用した後はヘッドランプを装着してつるつる温泉方向へ向かった。20日と同様、回りに人がいないと少し恐怖感。

アスファルトに出て一安心と思ったけど、人通りはないし、道路の反射板がランプに反射して一瞬どっきり。木々で遮られていると○とかの形じゃなくて、当初何か分からないことが多かった。形も大きいのや小さいのがあったり、急に反射して目に入るので驚くことが少なくなかった。ちなみに大岳山からつるつる温泉までで、見かけたのは1人のみ。

20日もそうだけど、秋になると日が落ちるのが早い。冷えるから、なおさらそう感じる。夕方5時くらいには暗くなってランプを準備するくらいの気持ちが必要そうだ。秋冬のトレランでは、ランプや防寒ウェアは必須と改めて感じた。

 

つるつる温泉は和風の方だったけど、ボイラーが壊れて露天風呂は利用不可だった。また6時少し前に到着して、お金払おうとしたら6時からなら100円安くなるとのことで、売店などを見てブラブラ。ちょっとラッキー。

ちなみに、売店は場所が変わってて元の喫煙所の場所へ。昔の売店の所は、荷物を置けるようになってた。 食事のラストオーダーが7時だったので、少し早めに風呂を切り上げて、急いで食事。ビール+おつまみセットにした。何か地元ののをと思ってコンニャクにしようか悩んだけど、結局地ビールに。 100円安くなるし人が少なかったので妙に良いパターンだな~と思ったけど、6時に入館して急いでお風呂と食事して、最終バスの7時10分に間に合う必要がある。トレランでの利用でも、そのパターンの利用は好き嫌いが分かれそうではある。

 

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青春号の発車は7時10分。土日のイメージが強くて、早めにと発車予定時刻の少し前に椅子の所に列んで先頭。でも急いだ割に、結局乗り込んだのは私一人。しかも、武蔵五日市駅までずっと一人だった。 降りる直前に車掌の(元?)お姉さんに聞いたけど、平日とか天候によっては1,2グループの時もあるみたい。(半年くらい前の同窓会ハイキングでは、青春号に乗れず普通バスだったことからは大違い。)

 

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ちなみに小田急線を利用したら、(新?)ドラえもん電車。実は、朝もドラえもん電車で、何かしらラッキーといった感じ。

 

コースタイムは以下。 <20日

10:02 五日市市民会館前

12:27-37 10キロの先の開けたところ 昼食

13:36 醍醐丸

14:35 三国山

15:58 ハセツネ25km

17:23 数馬峠

17:53 数馬の湯

 

<25日>

10:25 檜原都民の森スタート

11:11 ムシカリ

11:20 三頭山

11:50-56 鞘口峠

12:48 月夜見第2駐車場

13:32 ハセツネ45km

14:07 御前山

14:55-58 大ダワ

15:52-58 大岳山

16:25 芥場峠

16:56 参道の日の出山との分岐

17:19 日の出山

17:54 つるつる温泉

 

 

ハセツネのコース確認としては、貴重な2日となった。また、ちょっと秋の気配を感じることも出来て、良いトレランだった。

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