奥多摩の本仁田山は、同窓会メンバーの一人が登ったことがあるとのことで、グループ登山の度に話題になってた夏の百尋の滝と川苔山への登山の際も、出来れば寄ろうと思ってた山。時間や通行止めで登頂できず、少し心残りではあった。そして鳩ノ巣駅前のお店で外で飲み食いできる所が気に入ってしまい、もう一度行ってみたかった。
そんなわけで、今日は奥多摩(本仁田山と鳩ノ巣渓谷)、明日を丹沢(丹沢山、蛭が岳)にするつもりだった。明日は雨の予報で、ちょっと雨天練習にするつもりなら慣れた丹沢の方が良いかなとの考え。夕方に電話するところがあるけど、大倉辺りからでもいいやと。
ところが、今朝の天気がやたらと良い。富士山も見えそうだった。自宅から最寄り駅まで歩く最中に、富士山がくっきり見えたこともあって、急遽入れ替えすることにした。
つまり、今日、丹沢(丹沢山、蛭が岳)へ。 蛭が岳までを考えると、よほど早朝からのスタートとかナイトラン覚悟をしない限り大倉からのスタートが無難だ。渋沢まで電車にしたけど、8時を過ぎていたせいもあってそんなに登山客は多くない。大倉へのバスの発車予定の数分前に渋沢駅に到着したので、歩道橋からの富士山や丹沢の山の撮影をすることなく、急ぎ足でバス停へ。改札口あたりでも目に入った登山姿の人は数人程度だったのでラッキー、と思っていたら、、、。
すごい人。写真の左のが大倉行きのバス。 写真のバスが出発して、その後の臨時バスに乗ったけど、立ちっぱなしで大倉へ。
パスモで渋沢でタッチしない人がいたり、小銭が出しにくい人がいたりで、大倉でバスを降りる時間はちょっとゴタゴタ。
今日は上着はスポーツTシャツの上にファイントラックの長袖、下はNorth Faceの長ズボン。500mlの水とテルモス500mlのお湯。おにぎりは1個持参、他にジェルやキャラメル。防寒は、備えとしてジョギング用の薄手手袋とアームウォーマー。着替のつもりで長タイツや薄い毛織長袖を用意していた。また駅まで/駅からでは、Phenix EPIC Extreme Rainの上を着用。このPhenixも、万一の防寒への備えを兼ねたもの。靴と靴下は、いつものサロモン(XA PRO 3D ULTRA 2 GTX)とX-socks。GPSは持参したけど、今回は緊急時や必要時のみOn。
鍋割山などの方向の人もいて少しばらけたり、舗装道路のところで多くの人を抜く格好になったので、登山道では早歩きしたり、人がいなければジョギングモードへも可能だった。
大倉尾根での、カエデの木の多い箇所。まだ色づいてない。
稜線からの富士山。頂上で見たいとの思いがつのって、走り/早歩きへ。
堀山の家でのチャンプ4000回登頂の掲示と、すぐ近くからの富士山。
富士山の回りの雲はうっすら程度だったけど、登るにつれて雲が増えてきた。ちょっとがっかりだったけど仕方無し。 また、しばらくしてチャンプ本人と遭遇。写真撮らせてもらった。ピント調整の関係で少し前に走ったけど、「そんなに離れなくても良いのに」って言われちゃった。4132回目って言ってたかな。ちなみに、帰りの大倉尾根でも遭遇。「朝も会いましたね」とか言おうとしたけど、「あっ、おはよう」とかになってしまった。お互い早足だったのもだけど、なんか今日も酸欠だったかな。^.^;;
堀山の家への直前では、ちょっとした集団。うち一人は大きくコース外れてるし、ゆっくりモードでしかも道を譲る気配無し、、、。「右通りまーす」って言って抜こうとしたけど、多くが広がったまま。どうやら中国の人達。言葉のせいと言うよりも、他への配慮不足とか自分たちのやり方が当然との意識なんだろうな~。
なお、蛭が岳までの往路では、この中国の人達と後述する中高年の大グループに閉口した程度で、他はほとんどスムーズだった。帰りでの閉口は、塔ノ岳~大倉の人混みくらい。なお中高年大グループは、おっ詰まってるな~程度で、他との対比では閉口というのは大袈裟だけど。
花立山荘のちょっと先からの塔ノ岳山頂と鍋割山稜。どちらも2,3人写っているんだけど分かるか??
塔ノ岳山頂の小屋脇の霜(霜柱)と山頂からの富士山。
木碑と富士山のペアでの写真にしようと思ってたけど、木碑脇とか木碑先での記念撮影の人達が多くて、結構待った。少し雲が多くなってたのが残念。 自分の体を回しながら撮影してる人が何人かいたけど、動画撮影のようなパノラマ写真撮影のような?? 稜線でも2,3人見かけたか。(ネットで検索したら、パノラマ写真がいくつか出てきたけど、良いな~。自分のデジカメでは出来そうにないけど再度確認してみよう。あるいは、しばらく先に買うなら、パノラマ写真とかGPS機能のあるカメラにしたいな~とふと。 →後の調べで、自分のデジカメでも出来そうだ。制限事項などもあるみたいだが、よく調べて次回にでも実験予定。)
行動食を口にして、手袋をウェストポーチに入れて取り出しやすくしたりアームウォーマーを腕に準備して、丹沢山方向へスタート。
丹沢山までの様子。 右の写真でのグループが、前述の中高年グループ。20人近く。装備がそこそこで、列が長くて抜きにくかった。実は、その先にも同じと思われるグループがいたけど、自分にはラッキーなことに竜ヶ馬場で休憩してて抜く格好になった。
全然人畜無害(?)なんだけど、違和感持ったのはなんだろう。結構ぴったりくっついてた人の列だったからかも。慣れた登山グループだと、数人とか2,3人の小グループにばらけることが多いように思うからだろう。
丹沢山山頂と、そこでの昼食。 テーブルというか椅子は、結構人で埋まってた。 今回は、お湯を利用しての保存用たまごスープなど。この前の同窓会ハイキングでも実験したけど、すこぶる良い。この季節、水だと体が冷えてしまって、馬力が出ないとかダメージを受ける感じ。冬~早春まで、テルモス+保存食は多用しそう。もちろんほんとは、もっと軽めのテルモスなり、お湯の保温方法が見つかると良いんだけど、、、。
丹沢山~蛭が岳からの富士山とか霜柱の様子。 霜柱を見かけたせいか、日影になると結構ひんやりしている。夜間は冷えるんだろうな~。少し土がぬかるんでいる所もあって、塔ノ岳から先、特に丹沢山から先は、寒さも含めてそれらにも注意すべき季節になったようだ。
さすがに丹沢山~蛭が岳になると、人はまばら。平らとか下りになるとジョギングにした。ただし、特に下りはぬかるみも出てきてるので、そうスピードは出せず。
不動ノ峰休憩所の少し手前。 真ん中の写真での右寄りが、横浜のランドマークタワーなど。
左2つの写真での向こうの山が蛭が岳。小屋が見える。真ん中の写真は、曲がりくねった木と、蛭が岳の小屋。 右の写真は、鬼ヶ岩の角(?)の間からの富士山。
蛭が岳山頂。数グループいただろうか。 写真に写ってる人達は、バーナーで鍋焼きうどん。「100円鍋焼き」とか言ってた。鍋割山のを意識してのこと。向こうも美味しいんだけど、今日だとめちゃ混み/めちゃ待ち時間だろう。
別の親子連れらしき人達とは、木碑の所での記念撮影で、逆光だけどとか別のアングルにしてみようとお互い撮影しあいっこ。別の所じゃ、若い人とベテランが表尾根のことなどをしゃべってた。若い子は登山を始めて少しで、丹沢も良いすね~とか言ってた。大倉まで行く予定みたいで、話しに混じろうかとも思ったけど、、、、、、。 少し冷えてきたかな~と何か食べ物をと探したら、ウェストポーチにスティックタイプのジンジャーティーパウダー。すっかり忘れてて、かえってラッキーと思えた。それ飲んで、テルモスが空に。
個人的には、今日の中で一番良かった一時。(そう言えば、以前小屋のおじさんを含めた会話の時も、結構良かった想い出だ。) 13時半を少し過ぎた程度で、まだゆっくりしたい気もしてた。ただ雲が多くなったり冷えてきたこともあり、名残惜しい気がしながらも丹沢山方向へ。
青い所は宮ヶ瀬湖。山の影が出来たせいか、往路時よりも紅葉が進んだかと思えるような印象。
鬼ヶ岩近くの鎖場など。上の方の黒っぽいところ(岩場)に20人くらい、下の木の上の白っぽいところに20人くらい。見えるかな~?
既に述べた、往路で見かけた中高年グループ。 鎖場で、写真での上の方のいた方のグループと鉢合わせになった。丁度コースが2つある箇所だったので、先頭の人にどっちか聞いて、こちらが別の方へ。すんなり通れたけど、ちょっと気になったので最後の人に「蛭が岳まで?」と聞いたら、そうだと。他にもお客さんいるだろうから、今日は小屋は大繁盛というわけだ。繁盛というか大混雑。 14時くらいだったので、これからどっかに下山するにも、そのグループだと時間的にも無理そうに思えた。
それにしても不思議なことに、2グループとも先頭と末尾はそれなりの人に思えたけど、その間の人は普通なのか初心者なのか?? 鎖場とかを怖がる様子は無いしそこそこ装備なんだけど、かといって歩きはちょっと遅めだし、道を譲るときの動きもぎこちなかった気がする。小屋泊のツアーなんだろうか、、、、。万里の長城での事故のことなどから、つい天候が悪くなったらどうするんだろうかとか思ってしまった。いつか休憩などで、そんなグループと一緒になったりしたら聞いてみようかな。
時間の関係か、塔ノ岳までは人もまばら。塔ノ岳山頂にはまだ多くの人がいたけど、富士山には雲もあったし、ほとんどスルー。(行動食程度で済んでるのは、昼の食事でお湯を使ったせいかもとふと思った。塔ノ岳までもだったけど、それから大倉までも大きな休憩無しで済んだ。)
帰りに撮影した花立山荘の先。道が結構整備されてる。ありがたい。 蛭が岳への道で、岩場脇の箇所があるけど、そこも以前と比較して結構整備されてた気がする。
大倉尾根では、下るにつれて渋滞箇所が。写真はまだ序の口。 数珠繋ぎになって、ゆっくり歩きでしかも後とかを気にする気配無し。早歩きで抜かせてもらうこと数回。 急がなくても良かったんだけど、今日はスーパー銭湯無しにして、大倉のどんぐりハウスで生ビール大くらいにしようかなと思って急いだ。どんぐりハウスは17時までなので、その2,30分前には到着したい。ただし、後で判明したけど、土日は18時まででさほど急ぐ必要はなかった。(こちらが、冬とか今まで17時までと思い込んでた?)
途中でランプの光で近づいてくる人がいたから、先にどうぞ合図したら同じグループの前の人に近づこうとしただけだったみたい。そんなに暗くもないし、こっちに近づくこともないのに、、、、。
大倉近くでは、ジョグモードのこっちにわざわざ近づく人もいて??? 高尾山もそうだったけど、里に近づくと理解しがたい人が増える感じ。
ちなみに、ほんとに急いで駆けてる人達がいた。女性3人グループだったかな。バスの時間を気にしてたようだ。「バスは、まだたくさんあるだろうに」とか考えたけど、大倉に着いて判明。すごい人の列。バス停から登山ポストまでぎっしり。自分も初めて見た。 こっちは、どんぐりハウスでビールのつもりだったので、急いでトイレと着替え。どんぐりハウスに入ろうとして18時までと判明して、「なーんだ」。
生ビール大とおでん、ゆで落花生にした。飲みながらバスの列を眺めてても一向に短くなる気配がない。お腹が減ってることもあって、追加で親子丼。飲み足りないけどビールは冷えるしと、焼酎のお湯割にしようと思ったけど、抹茶とゆずハニー(はちみつ)の2つのみだった。 少し悪い予感がしたけど、後者を注文。まずかった~。サワーのつもりなのかも。日本酒とか焼酎って、それなりの完成度なんだから、余り混ぜるのは良くないんだな~と実感。(ちなみに、日本酒の方は混ぜもの無し。混ぜものなしの焼酎をメニューに入れてくれればいいのに。か、次回は料金は混ぜものにするけど、混ぜものなしでと頼んでみようかな。人がガラガラの時にでも。)
飲み食いしながら少しボーッとしてたら、少し離れたテーブルでのカメラ談義が目に入った/聞こえてきた。片方は若い3人グループ。もう片方は初老の2人グループ。若い方の1人がデジタル一眼レフカメラをテーブルに置いていたので、初老のうちの1人が話しかけていた。機種は遠くてはっきりしなかった。帰ってから調べたけど、キヤノン EOS 5D Mark II辺りだったのかも。 もう片方の初老の人のカメラがニコンだとか、自分も昔は持ち歩いたけど今はコンパクトデジカメだとか。時々カメラを触って話してた。(一眼レフは)「空気が違うよね~」とかも。ニコンの方の老人がテーブルに戻ってきて、またおしゃべり。ちなみに、若いグループのメンバーの1人はしゃべっていたけど、他のメンバーはほとんど無言。1人だけがカメラが趣味だったのかも知れない。いやー、面白いというか、カメラも同じ趣味の人は打ち解けるときは打ち解けるんだな~と思った。
カメラ談義も静かになり、こちらも食べ終わったので、頃合いを見計らってバスの列に並んだ。座ることが出来て渋沢駅まで。駅前では、いつものようにJAの売店でお買い物。ハスとか銀杏とか。ほろ酔いで帰路。
天気良くて富士山見えたし、蛭が岳まで行けたので良かった~。 距離は、実測じゃなくてカシミールで(少し細かい)ルート作って普段と同じく1.1倍して、26.7kmとしとく。累積標高は、2511m、2511m(-)。コースタイムは以下。
08:50 大倉スタート
09:18 合流点(雑事場ノ平)
09:54 堀山の家
10:47-57 塔ノ岳
11:27 竜ヶ馬場
11:41-07 丹沢山
12:33 不動ヶ峰休憩所
13:24-42 蛭が岳
14:18 不動ヶ峰休憩所
14:39-42 丹沢山
14:55 竜ヶ馬場
15:21 塔ノ岳
15:58? 堀山の家
16:22 合流点(雑事場ノ平)
16:42 大倉ゴール
今年中にもう1回くらい、塔ノ岳界隈へはチャレンジしてみたい。ヤビツなどから三ノ塔を目指すか、宮ヶ瀬方向から丹沢山にするか。後者は、まだ通ったこと無いし、特にバスの時刻などを知らないのでそれらの下調べがキーかな。
あと、ウェアでは、ズボンの方に汗とかが溜まる感じ。上の方はさほど感じなかった。太とも辺りにファスナーの開閉で温度調整できるタイプなんだけど、熱がこもってしまうのかも。ファイントラックのタイツのようなのがあると試してみたい気もするけど、無さそう。ショップで他のものとか物色したり、どっか行くときに気に留めておこうと思う。