奔車紀行

つれづれ技術屋の趣味など いわば支所

宮ヶ瀬~丹沢山、不動ノ峰(樹氷)~大倉

今日は以前から少し気にしてた、宮ヶ瀬から丹沢山へのアプローチ。

結論から言うと、この季節は大倉尾根などの”ぬかるみ”が気になるけど、今回のコースでは皆無。人も少ないし落ち葉の道も多くて最高だった。また、丹沢山から不動ノ峰休憩所まで足を伸ばして樹氷も見ることが出来て、結構感激した1日だった。

 

宮ヶ瀬というか登山道近くの三叉路までは、本厚木駅からのバス。本厚木駅で降りたのは久しぶりだけど、登山目的でバスを利用するのは初めてか超久しぶり。駅前にバスの案内があると思ったけど無くて、宮ヶ瀬行きのバスがバスセンターの方か不安になった。交番で聞いて、目の前と判明して良かった~。

なお、その直前に駅のトイレを利用したんだけど、大きなリュックを背負った人がぶつかってきた。ちょっと睨んだんだけど、その人(ともう一人)が同じバスに乗ってきて、しかも隣の席。最初から憂鬱。

しかもその二人、リュックは30リットル超、バスの中で水らしきのを飲んだりおにぎり食べたり、、、。会話で、登山届けだしてないとか登山届を出してて救助されることがあるとか、ガッサン(多分月山?)のこととか、、。そのくせズボンはコーディロイ。それぞれは別に変わったことでもないんだけど、2つ3つが重なるとちょっと異常に思えてきた。一見登山に慣れてる風にも見えるんだけど、会話がちぐはぐ。 初ルートなのにそんな人達と一緒になるのかな~と思っていたら、清川村役場辺り(煤ヶ谷)で降りてった。他にも10数人降りたので、皆さんどこへ行くんだろうと気になったけど、とにかくその二人が降りてくれた安堵が大きかった。その後は仏果山と案口辺りなどで2,3人降りて、バスもガラガラ。

宮ヶ瀬の紅葉もバスの窓から楽しめた。三叉路では計5人降りた。うち2人がカップル。ちなみに、カップルがバス停近くの空き地でストレッチとかしてたら、怒られた感じ。要は人の土地だとの事。宅地みたいな感じだったし、そのど真ん中だったからかな。

今回の服装は、上はFineTrackの1,2番、下はCW-Xタイツ。登山用手袋と耳当てをほぼ常時着用。駅まで/駅からでは、Phenix EPIC Extreme Rainの上下を着用し、登山スタートも着用してたけど途中でPhenixの上下は脱いだ。靴と靴下は、いつものサロモン(XA PRO 3D ULTRA 2 GTX)とX-socks。

 

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写真は、三叉路バス停の先の三叉路、そこを左に曲がってしばらく先の登山道、登山道近くからの宮ヶ瀬湖の様子。

 

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登山道からすぐに、熊注意と登山カードの箱。前者はちょっとビックリ。後者は、ちょっと風情があって良いな~と感じた。マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」での妖怪ポストをちょっと連想。

 

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塔ノ岳などへの丹沢の道と雰囲気が大きく違って、「えっ、ここ丹沢?」といった感じ。木の階段はそもそも少なかったけど、ちょっと古めかしいのが風情。所々ジョグモード。

また、所々に道標もあって分かりやすいコース。気分良く歩けた/時々走れた。一応ルートをGPSに入れてたけど、無くても良いくらいに感じた。 ちなみに、丹沢山~宮が瀬の合計距離が11kmが一番多いけど、時々合計が異なる。その辺りは御愛嬌かな。 (どこでだったか、リード外しての犬散歩の人がいたのは少しショックだった。あと、1割近くはむすっとした人。まっ、そっちは秋~冬とかは特に仕方ないと考えるべきだけど、、、。)

 

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高畑山の様子。 写真とは別の所に座れそうなベンチがあって、そこに荷物置いて小休止や着替え。バスから降りたら寒くてPhenixの上下を着て歩いたが、暑すぎ。どうもその辺りの温度感覚や調整の修行が足りない。スタート時はひんやりするくらいが良いのと、上着を取り出しやすくしたり手袋などでの温度調整を有効活用すべきと反省。

登山道のスタート後しばらくして三叉路で一緒に降りたカップルを抜いた。その後一人の人を抜いたけど、高畑山で休憩してたら、その一人の人が先に。思いの外歩きが早くて、時々ジョグモードにしながらも追い越したのは結構経ってからだった。(スピード練習じゃないから気にすること無いんだけど、正直少しショック。)

ジョグモードで駆けていたら、少し金属っぽい音。音が小さいので遠くでの落石のようなものかと気にしたけど、少し近づいた感じになると上の方からのように思えてきた。目を凝らすと、送電線の鉄塔の上の方で作業してる音と判明。木々の間から人らしい動きが分かって写真撮影したけど、全然判別できなかった。登山道でもじっとしていたら寒いのに、吹きっ晒しの鉄塔の上だと大変そうと、ちょっと同情と同時に脱帽。今回の原発事故で何やかや言う人多いけど、送電も楽な仕事じゃない、、、。

 

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「金冷シ」。塔ノ岳の頂上間近にもあるので、どんな感じが気にしてたけど、最初は両方絶壁でもなくて「なーんだ」位。でも、第2弾が待ち構えていたりで、塔ノ岳のそれよりもヒヤヒヤしどうし。なお、ロープの類もあるし、今回はまだ土とかが乾いていたので、危ない感じはなかった。

丁度岩場を過ぎようとしたら、向こうに人影。譲ろうとしたら向こうが「ドウゾ」。トレラン姿の、女性で(多分)外人さん。10時ちょっと過ぎで、一番考えられるのが宮ヶ瀬~丹沢山なんだけど、そのコースか??にしろ、凄い~と感じた。丹沢山までで10人くらいのグループがいて合計30人くらいだったけど、トレランはその女性を含めて2,3人。(丹沢山以降になると、登山の人の絶対数が増えてトレランの人も増えたけど。)

 

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途中から霜柱。ぬかるんでいると嫌だな~と思ったけど、丹沢山まではぬかるみは皆無。頂上間際とその近くで一部ぬかるんでるのが凍っている状態の所があったくらい。
その意味で、こっちのコースは「良いな~」と感じた。(丹沢山~不動ノ峰は結構グチャグチャだったし、丹沢山~塔ノ岳~大倉でもぬかるんでいるところが多かった。塔ノ岳~大倉は山頂近辺がそうだった。下るにつれてぬかるみ自体はないんだけど、湿っているために滑りやすいところが多くて気分的にぬかるみ延長。)

 

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f:id:honda-jimusyo:20200921102142j:plain丸山木ノ頭、太札ノ頭は大きなモミの木が多かった。右の写真は、太札ノ頭の”Fの字”になった木。

 

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f:id:honda-jimusyo:20200921102154j:plain丹沢山頂上間際。木の階段にみぞれが残っている。冬っぽくて良いな~、来た甲斐があったと内心喜ぶ。

 

f:id:honda-jimusyo:20200921102157j:plain丹沢山で今日の昼食。 テーブルが埋まってて、シートとかを利用しての食事の人達も多かった。丁度出発するカップルがいて、そのスペースを利用。カップのは、”親子丼”。

で、なんかしょっぱいとか思ったら、具だけ。買うときに御飯も入ってると思ったら、御飯の上にかける具のみのタイプ。ちゃんと読んで買うべきだった。

丹沢山への道すがら、蛭ヶ岳方向の上の方が白っぽくて、樹氷になっていそうと思ってた。行ってみようかと思いながらもぬかるみが気になった。ぬかるみの中での蛭ヶ岳までの往復は時間的にもきついと考えてた。丹沢山の頂上が近づくにつれて、蛭ヶ岳の手前(不動ノ峰あたり)も白っぽかったので、不動ノ峰辺りまでなら駄目もとで行ってみるかとの気になってきた。

 

f:id:honda-jimusyo:20200921102201j:plain丹沢山から蛭ヶ岳へ向かってのすぐ。階段部分はぬかるみとまでは言えないだろうけど、その先の平坦なところには小さな水たまりも出来てた。駄目もとでと言い聞かせて進むことにした。時々曇ったり強い風も起きたけど、そう心配するほどでもないと感じた。

 

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f:id:honda-jimusyo:20200921102052j:plain少し離れて所からの、不動ノ峰あたりの樹氷の様子。 登山道がぬかるんでいて不動ノ峰辺りで折り返そうと思っていたら、不動ノ峰の休憩所近くが白っぽくて樹氷が楽しめそうでラッキーだった。

 

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不動ノ峰近辺の樹氷の様子。パノラマ写真。
 

f:id:honda-jimusyo:20200921102059j:plain尾根からの反対にあたる丹沢山方向の様子。写真での正面方向が宮ヶ瀬湖。パノラマ写真。

 

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f:id:honda-jimusyo:20200921102113j:plain樹氷の様子。
なお写真撮影で木の近くに寄ろうとしたらフェンスの近く。結構シカの糞が多かったのには閉口。 丹沢からや写真撮影してる最中に、蛭ヶ岳からの人達とは30人近く会ったか。不動ノ峰近辺での撮影時に10人近く通り過ぎていったけど、不動ノ峰の樹氷への感心は余りなかったように思う。蛭ヶ岳の方が、もっと見応えがあったのだろう。

蛭ヶ岳まで行ってみたい気もしたけど、時間やぬかるみで断念した。写真撮影後に不動ノ峰の休憩所で小休止した後は、丹沢山方向へ。

なお掲載以外にもいくつかパノラマ写真を撮影しようとしたけど、うまく行かない時が多かった。デジカメはオリンパスのμ1050。パノラマの撮影モードに、カメラ自体で行えるのが2モード、PC側で行えるのが1モードある。自分がよく利用するのが、カメラ自体で行えるモードのうちで、カメラの向きの回転でディスプレイ上で動く◇マークを特定位置まで合わせる方式。基本的なコツは覚えたんだけど、体の向きの回転に◇マークが追従しない。明暗差が乏しくて画像認識に失敗するようだ。あるいは、電池残量が少なくそれも関係しているのかも知れない。いずれにしろ、撮影対象の選別も含めてもう少し慣れておく必要があると感じた。 

 

f:id:honda-jimusyo:20200921102117j:plain帰りでの丹沢山山頂。誰もいなくて、さっきの喧噪が嘘のよう。

 

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f:id:honda-jimusyo:20200921102126j:plain塔ノ岳山頂も人はまばら。山頂での泥の様子から、下山での道がぬかるんでいるかと思ったけど案の定だった。 塔ノ岳山頂では、頼まれてスマホで写真撮影したけど、どうもAndroidはディスプレイが暗いせいかうまく撮影できず、iPhoneでの撮影がうまく行ったと思う。ちょっと比較できて良い経験。 また、別の人達だったけど、頂上でタバコを一服。片方が女性だったり、皆さん風上だったから少しゲンナリ。まっ、向こうには向こうの言い分があるんだろうけど、、、、。
 

f:id:honda-jimusyo:20200921102033j:plain下りは時々ジョグモード。この辺りでの紅葉の見頃は、少し先かな。 下るにつれて人が多くなっていった。人が多いとその分変と思われる人もいたり、広いところでもスピード出せず少しイライラ。
 

f:id:honda-jimusyo:20200921102037j:plain大倉の様子。バス待ちの人が、横断歩道近くというか登山情報の所まで。やっぱすごい。

大倉で着替えて、どんぐりハウスで一杯と思ったけど17時近かったしバス待ちの列が少し短くなった気もしたので、バス待ちへ。

電車で最寄り駅の大和で降りて、銭湯→居酒屋。なお、銭湯のすぐ近くの居酒屋にしようと思ったら混んでるのか従業員が少なすぎなのか、飲み物でも数分待ちになりそうとのことでバス停近くのさくら水産にした。疲れとか山での冷えのせいか、なんか味が今一。

距離はGPSログから26.2kmとしておく。コースタイムは以下。

09:35 三叉路

09:50 高畑山

11:23 本間ノ頭

12:42-02 丹沢山

13:42-52 不動ノ峰

14:16 丹沢山

15:06-16 塔ノ岳

16:48 大倉

 

宮ヶ瀬から丹沢山は、雪の時期を含めてもう一度行ってみたい。ただし雪が深くなると丹沢山→塔ノ岳、大倉へのルートは(日帰りでは)時間的に厳しいかも知れない。雪が凄かったら宮ヶ瀬に引き返すかとかの判断かな。寒いと三叉路のバス停でバスを待つのは辛いので、一度宮ヶ瀬のバス停の様子を見たりして備えておこうと思う。

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