奔車紀行

つれづれ技術屋の趣味など いわば支所

積雪の中 陣馬山~高尾山

昨日14日は多少の雨/雪なら丹沢へと思ってたけど、寝坊したりそれなりの雨の量だったので断念。昨日のうちに作業して、今日は高尾山方向にした。平地でも結構な積雪で、昨年陣馬山ラッセル」で書いた、陣馬山へのラッセルが非常に素晴らしかったので。

高尾の駅では、バスの発車まで少し時間があって、以前探した日本最古の国内製造のレール探しを再度行った。レールの色が他の所と違ってて、すぐに判明した。前に聞いた柱番号と2つくらい違ってる気がする。一応その時も周りを見たんだけど、、、。以前は、日本最古の掲示がなかったのか?? それはともかく、探し物の時はもっと回りを注意すべきなんだなとか、今日は幸先良いぞとか思った。

ところが改札出てみると、バスを待つ人の長い列。陣馬高原下行きのバスが次発だったので、先発のバスの人かなと思って、脇の方で待機してた。ところが、先発のバスにさほど乗らなくて、列が短くならない。少し焦って、「高原下行きの列?」と確認したりして、末尾に列ぶことにした。(先発・次発とかで列ぶ人達も列を変えれば良さそうにと思ったけど、通路が狭すぎる。通路広げようにもバス停車などに支障が起きるからだろう。高尾駅のバス停って、バスとしては珍しい方向転回の台でバスがUターン。)

末尾に向かう際に、登山姿の人とビックリしたとか臨時が出るかな~みたいな会話をしたら、乗り込んですぐ近くに位置する羽目になった。同じ列に高原下行きの次のバスの人も並んでて、結局半分くらいしか高原下行きのバスには乗らなかった。なお、その人達は座席、こちらは立ちんぼだったけど。

二人は兄弟のようだったけど、片方の人と話が弾む弾む。陣馬高原下行きでは途中に学校があってそこで結構降りるけど、その後に隣に座らせてもらった。今日の雪は少し重いね辺りから始まって、アイゼンやスノーシューの道具類の話し、、、。ちなみに、個人的には今日はアイゼンはいらないかもと言った。いるとしても景信山の下りや高尾山の斜面くらいだろうと言った。

他には、高山病(というか出産に伴う死亡)のアンデスとネパールの違いとか、パンツ一丁で3年くらいだったか山で過ごした人がいるとか、面白かったり為になる話が一杯。パンツ一丁の件は、塔ノ岳のチャンプが冬でも短パンなので彼らと我々じゃ”皮膚が違う”のだろうと話したらその関連で聞いたもの。他にも、寝てる最中に腹式呼吸できるようになった人なども話に出た。”腹式”呼吸のことだと思ったけど、少し聞き違いかも知れないが。 高山病は、3000m(3200と言ってたか?)以上が普通で、ちょっと早歩きするとそれ以下でも起きたりすると。特に、中高年ツアーで頂上目指そうとして焦ったりすると、おだぶつみたいな話しも出た。(ウィキでの高山病の項では、2400m以上としてるみたいだ。ただ富士スバルライン五合目でそれくらいなので、自分の実感としてもやはり3000m位とかそれなりの高さのような気がする。)

 

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その人とは、高尾駅から陣馬高原下まで、ずっとしゃべってしまった。

陣馬高原下バス停で降りた登山姿の人は、他に女性がいて、計4人。 昨年の3月の時よりも雪が溶けかけていて、少し減点。また、陣馬山一番乗りが目標だったこともあって当初から和田峠から陣馬山にしようかなと思ってたけど、ますます和田峠からにしようという気になった。新ハイキングコースは昨年の3月の雪の時に通ったし、今回だと早めに水が染み込みそうだったため。

ちなみに、バス停の対面のお店脇にベンチとかがあるけど、そこで車掌さんが温度計見てた。マイナス4度。温度計があることに、今まで気が付かなかった。次回とか利用したい。雪が重いとか話したら、昨日は夕方雨だったとのこと。 それにしても、ベンチの灰皿にタバコの吸い殻が一杯。雨・雪の日も含めて結構な人が利用したのだろう。今までそんなに見かけたことなくて、誰が始末してるのかとか、雨雪で溜まったのならちょっと距離のある所から来てるのかも知れないと少し気になった。自分がたばこ吸わないせいか、無人や高原下のようなバス停なら、吸い殻の持ち帰りが普通であるべきと思ってしまった。

 

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新ハイキングコースとの分岐の少し先までは、車の軌跡もはっきりしてた。昨日の夜と思われるトレースもはっきりしてたけど、段々雪が深くなる。 新ハイキングコースの雪は、昨年3月よりも少ない感じ。また、少し暖かくなったせいか、解けた雪が落ちてくる様子が何度も見えた。また、倒木が道を塞いでいるところも。

 

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和田峠からの木の階段部分にもトレースあり。一番乗りが良いな~と思っていたので少しがっかりだったけど、トレースの足の方向が逆方向で、昨日の夜のもの。良かった~と思いながらも、昨日の夕方とか夜に登ったのかと思うと感心するやら、、、。 また、頂上が近づくとトレースも曖昧になって、「おっ、良い感じ」。ある意味、丁度良かったかもしれない。

 

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頂上近辺での雪の造形。

 

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頂上近辺のトイレ。 右の方が追加されたと思うんだけど、なぜか増築部分がはっきり分からなかった。全体的に新しくしたのか、あるいはこっちの勘違い?

 

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山頂からの富士山。

 

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山頂の白馬。

 

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富士山、パノラマ写真。 富士山の裾野辺りの合成が変。まだまだ修行が足りない。(色々調べて、カメラを三脚に固定しているように回すのだそうだ。今まで体ごと回して、しかも少し腕を伸ばしてるのが良くなかったのかもしれない。次回から工夫してみる。)

 

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左が陣馬山からすぐの登山道。結構トレースがはっきりしてる。ただし進むにつれ、所々不明瞭なところも。 多少ラッセルを期待したので少し落胆したけど、トレースあるのと無いので大違いというのが実感できたし、多少歩きやすいのは良かったか。なお、それでも段々水が浸みてきて足が痛い。トレランシューズに合う軽くて安いスパッツがあるのか、、、。あったとしても、頻度とお金との相談だけど。 右の写真は、途中で小枝が折れて落っこちてるところ。1つ垂直に落ちて突き刺さってたので面白そうで、パシャ。

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明王峠からの富士山。 営業してない売店のテーブルを利用してセルフタイマーで撮影をトライしたけど、なかなかうまく行かなかった。そうこうしてたら相模湖から人が来たので、撮影をお願いしちゃった。見たら公園の関係者っぽかった。判明してちょっと恐縮しつつも、陣馬山までで何人会ったかとかトレースがあるかの話しになった。走りっぽい格好で高尾山に向かいそうと分かったのか2時間くらい?と聞かれて、それは無理そうと答えた。

富士山の雲がはっきり分かるようになり、少し暖かくなったのも分かったので、それ以降は富士山は見えるものの余り撮影せず。(もみじ台辺りでは、富士山そのものがほとんど見えなくなってた。)

 

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左は、ここ1年くらいでだったと思うけど、登山道にロープを設置した箇所。雪が深いとロープが見えなくなって、足を引っかけるかも知れないと思って少し気にしてたけど、そこまではなかった。ただし、吹きだまりの所はもう少し雪が多いと埋もれてしまうかも。 また、スノーシューをつけてる人もいた。全体ではこの人だけだったように思う。

 

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景信山での昼食の様子や、テーブルとか茶屋の様子。 テーブルに積もった雪の様子の、丸みを帯びた部分と直線的な部分の対比が面白く感じた。

 

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左2つが景信山からの下りの様子。多少シャーベットになってて滑りやすそうだったけど、アイゼンは装着せず。結局今日は、自分はアイゼン利用無し。 木の伐採の様子が新しいし、ミニ搬送機のようなトレースがあって?? 茶屋への搬送だったら坂の所にトレースあっても良さそうだしと思った。

しばらく歩いたら判明。伐採作業の人達の搬送のトレース。今日の朝の作業だったのだろう。登山道の小仏峠辺りに搬送機置いて、朝景信山近くまで来ての作業だったのかも知れない。大変だな~とふと。ちなみに、作業の人達の靴って、いくつかのスパイク(鋲)のあるタイプのようだった。

 

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小仏峠のタヌキさんとか小仏城山のトイレ。 後者は、最近できて、初めての利用。それにしても便利になったと感心。逆にどんどん人が増えて騒がしくなるのも考え物とふと。

 

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左2つがもみじ台の手前とかもみじ台の坂。右は高尾山の山頂直前。 雪のあるところやシャーベット状態が入り交じってる感じ。雪が残ってるところは走っても大丈夫。ただし木の階段とかが隠れてるので、要注意。

もみじ台ではジーパン姿の人も。直前の登山姿の人やこっちが端に寄ったけど、スピード緩める気配もなければ挨拶も無し。高尾山に近づいたんだな~と実感。 ちなみに、結構アイゼンを装着してる人が多かった。ほとんど全員とのイメージに近い。ただ、道の譲り合いという点では、女性含めてちょっと横暴な人が多かったかな。それでも列の末尾の人は、何かそれっぽい反応がほとんど。グループ山歩きが増えて、経験者を含めての雪山チャレンジという感じだったのか。

 

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高尾山山頂とかそこでの“雪だるま”の様子。 雪だるまは昨年の3月の時もあったようだけど見落として、今年は注意してみた。個人的には、右の写真での右側の雪だるまがよいと感じた。

今回の下山後のお風呂は、八王子の「ふろッぴィ」にするつもりだった。高尾山口駅からの送迎バスが毎時10分で、あと50分弱。少し急ごうと考えた。とりあえず久々の稲荷山コース。

 

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シャーベットやぬかるんでる所が増えてきたけど、個人的にはさほど苦になるような状況じゃなかった。水が溜まってるところもあったけど、泥だらけになるという状況でもなかった。(一般的には、嫌になる所がいくつかといった感じか。) 土の部分もあったけど、しばらくしたらまた雪が積もってたりと、温度や日影かが大きく影響。寒くなって凍ったりすると、ケーブルカー駅の近くが結構危なさそうに思えた。

 

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ケーブルカー駅とか高尾山口駅の様子。雪かきとかの作業大変そう。

高尾山口駅で靴とか洗ってウェア取り出したりしてたら、ガシャッガシャッという音。スパイクタイプのアイゼンつけて、駅前のタイルのとこ歩いてトイレに向かう人。さすが高尾山、変な輩もいるもんだ。アイゼンのままアスファルト道を含めて駅まで降りてきて、タイルの上を通って音をさせる理由が?? これ見よがしのつもりなんだろうか、、、。

ちなみに、稲荷山コースでは土の所も6本だったかのアイゼン装着したままの人もいた。高尾山はそんなもんなんだ~と、改めて認識。小仏城山などのトイレも、アイゼンつけたままの利用の人が多そうで、先々どうするんだろとか気になった。まっ、東京都民じゃない我々がとやかく考えることでもないんだろうけど。

「ふろッぴィ」の送迎バスを余裕で待つ。稲荷山コースであんまり時計を見なかったせいもあるし、人が少なかったりしてそこそこ走れたことも理由だろう。乗ったのは自分だけ。

「ふろッぴィ」は、いつもの2時間での料金。なお、湯船でストレッチしたり考え事したり、さらにゆっくり食事したせいもあって、2時間超えてしまった。入った時間とかをちゃんと覚えておらず、ちょっとショック。 なお、お風呂じゃ、サウナで知り合いとしゃべりながら髭剃ってる人がいた。最近、スーパー銭湯の類で人物観察してると、(自分にとって)思わぬ事態に遭遇する。

食事は、上の宴会場のあるお店。ここの宴会場って、ステージがあって芸能が行われることもある。結構面食らったことがあるけど、今回は芸能は無し。また、メニューに、「○○さんちの●豆腐」。○○は少し変わった苗字で、●は朧だったかな。「○○が生産者だろうけどどんなとことか人なの?」って聞いたら、当初「分かりません」。

でもその後、その娘はバックヤードで訊いたらしく、どこどこの豆腐屋さんでTVにも出たとこあるみたいですと答えてくれた。なんか、ニッポンはまだ明るいと感じた一瞬。そんなことしてたから、2時間オーバー。^.^;;

なお、朧豆腐のたれって、小鉢の醤油。生姜やネギの薬味はあったけど、個人的にはちょっと大きめの鉢で、もう少しまろやかな液体の方が良さそうに思った。そんなに舌が肥えてるわけじゃないので、こっちの感覚が常識外れなのかも知れないが。

「ふろッぴィ」から駅へのバス時間も勘違いしてメモしてたせいか、(ほんとは八王子行きが良かったけど)高尾行きを利用する羽目になった。これも少しショック。高尾行きでも、自分含めて2人の乗客のみだった。

靴の方は濡れてたので電車でも足が冷たくて仕方なかったし、あれって思う人とか行動にも遭遇したけど、陣馬山に一番乗りしたし、バスや登山道でためになる話を聞いたりして充実した一日だった。

 

距離は、コース入力してみてちょっと乗数かけて、20.8kmとしておく。コースタイムは以下。景信山での昼食などがあるせいか、トータル的には昨年3月よりは時間がかかってる。それを除くと、特に高尾山山頂から高尾山口駅までは、結構時間短縮している。

8:29 陣馬高原下

9:23 和田峠

9:52-20 陣馬山

11:06-19 明王

12:38-07 景信山

13:48-50 小仏城山

14:20 高尾山山頂

14:56 高尾山口駅

 

 

追記:どこでだったか明確に覚えてないけど、「天狗トレイル」を開催します、ご協力をお願いしますみたいな感じの掲示があった。開催日は2月10日。「ひえ~、雪が積もってるかも知れないのに」とか思った。帰って調べたら、18キロのトレラン。

なお主催者(環境NGO)のページを見たけど、もう定員達成しててコースやレース概要も見られないみたい。 来年参加とかが頭をよぎったが、(特に冬は気分的にも)高尾山まで遠いし、主催者ページが環境前面なのも気になって当面断念かな。なお、個人ページにコース書いてあったので、コースを試走することはあるかもしれない。

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