奔車紀行

つれづれ技術屋の趣味など いわば支所

大菩薩峠 まさかラッセルしそうになるとは、、、。

昨年等と比較して、どうも綺麗な富士山に遭遇しない。早朝に期待できそうと思っても、昼には霞んでいたり雲に覆われていることが多い。これもPM2.5のせいなんだろうかと思ってしまうくらいだ。

しかも積雪の形が結構“いびつ”で、横浜方向からだと、左の宝永山などの方は下の方まで雪に覆われてるけど、右の方は中腹までになってる。積雪の下端が水平になってる方が個人的には好きだが、直近の丹沢などでの山行記の富士山の写真を見ると、富士山の積雪の形は横浜からのと大きく違わない。 また、11月には「丹沢 表尾根からの富士山にリベンジ」で述べたように、夜間に出向いて結構綺麗な富士山を目に出来てる。なので、丹沢以外からの富士山展望をチャレンジしてみようとの思いが募った。

で、思い付いたのが、大菩薩峠。同窓生が何度か行ってるとしゃべってて、「いつか行ってみようかな~」と自分が述べたことなどを思い出した。 それまでも時々大菩薩峠への山行記などを少し読んでいたけど、ここ2,3週間は本格的に検討。時刻表の細部を色々検討したり、、、、。ただし、富士山以外での山梨の山へは登ったことが無くて、全般的な雰囲気すらも分からない。不安もあったが、少し雪が降ったこともあって、急遽実行することにした。数日前に、「山と高原地図」も購入。

プラン的には、塩山駅まで電車、その後大菩薩峠登山口までバス。帰りは、登山口から大菩薩の湯まで歩いて、そこでお風呂。その後、大菩薩の湯から塩山駅までバスを利用して、塩山駅から電車で帰宅というもの。 実は、奥多摩駅→小菅経由のアプローチなどもあって少し検討したけど、雪だと少し無理かもとのことで今回は止めた。また、時間が余るだろうから大菩薩峠大菩薩嶺→丸山峠が最初に頭にあったルート。実際は、それらは、雪のことを考えると(少しどころではなくて)無謀に近い案だったんだけど、、。

 

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塩山駅前や歩道のマンホールの蓋。
初めて降り立つ駅で、結構不安。登山口へのバス停は登山姿の多い人がたくさんいて分かりはしたけど、大きな行き先掲示がなくて、大菩薩峠行きなのか少し気になった。皆さんちゃんと並んでないし。しかも、定刻になってもバスが来ない。訊こうかと思いながらも、気恥ずかしさが少しあってそのまま待つことにした。 バスが来たんだけど、小型バス。マイクロよりもちょっと大きいくらい。てっきり座れるだろうと、列から離れて所にいて、バスが小さくて慌てたけど、時既に遅し。と言うか、電車で到着してすぐに列に並んでも着席できなかっただろう。冬でこんだけなんだから、春とか夏のシーズンでは増発するんだろうか? あるいは普通のバスになる?  登山口へ向かうバスから、万一遅くなって帰りが走り/歩きになった場合を考えて、外の様子を気にした。最初はそれなりの道幅で大丈夫かもと思ったけど、段々上っていくにつれ道幅が狭くなるし、路肩に雪。日が落ちたら無理そうに思えてきた。 大菩薩の湯での停車では、温泉の建物まで回るはずなのに幹線道路で停車してその旨言ってた。昼とかは建物の方で停車できるだろうとか運転手さんが言ってて、自分の帰りは温泉の人に確認した方が良いかなと考えた。

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登山口、終点。茶屋前が人一杯で、少し上の方でスタンバイした。 てっきり皆さんがスタートして、その後を追えばいいやくらいに思ってたんだけど、上ってくる人が皆無。

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再度下って、案内図などで大きな通りを上れば良さそうと判明/再確認した。まっ、少し反省。

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写真での真ん中の道を登ることになる。 雪や凍結が少し気になったけど、軽アイゼンは装着せず。今回は下山時も含めてずっと未装着で済ませた。あれ、下りのほんの一時、装着したかも。
なお、ストックは最初からセッティングして持ったけど、夏モードのまま。つまりスノーバスケットじゃない。後述するけど、今回の猛反省点。あんなに悪戦苦闘するとは思わなかった。雪が思った以上に多かったし、メジャーな山なので踏み固まってるだろうと勝手に考えすぎてた。

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ゲートの先も工事用の車両などで雪掻きされてたので、途中まではアスファルト道路を利用。

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ここから、登山道へ。

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雪が多いし、思った以上に踏み固まってない。 アスファルト道路を上った方が良かったかな~とか思ってしまった。

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アスファルト道路に出たら、思ったよりも踏み固まってない。距離感とか道路の様子を多少知ってたら的確に判断できたかもしれないけど、どっちが良かったのか?? なお、帰りは少しは踏み固まってるだろうから、登山道を利用しようと考えた。

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ロッジ長部衛。トイレ休憩くらいで、先を急いだ。 右の写真でも少し分かりづらいけど、車によるトレースっぽいのはあった。なので不安感は少なかったけど、車のトレースも固まってるわけじゃない。早歩きこそ出来そうだけど、ずっと走るのはほぼ不可能に思えた。 なお、ほんの100メートルくらい進んだら、先発のカップルがじっとしてる。何かあったのかなと思ったけど、結局引き返した。それはそれで悪くないんだけど、車のトレースの片方ずつに1人1人いる必要もないような。追い越しにくいよ、、、。

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福ちゃん荘や、その近くの案内板。山行記などで目にしてて、可愛らしい名前で気になってた。現地で名前の由来など何か分かるかと思ったけど、人影や声が少なかったし先を急ぎたかったのでスルー。 右の写真は、振り返っての福ちゃん荘。写真的には、車のトレースの様子が分かりやすいかな。
この時点で12時を過ぎてて、大菩薩嶺まで行ったとしても(丸山峠へ回るのではなく)ここに下りた方が無難だろうと思うようになった。

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道が細くなって、その分雪が深い。なかなか峠が目に入らないし人も少なくて、不安感も出てきた。写真の峠の小屋(介山荘)が見えた時は、安堵した。

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大菩薩峠の木碑。ちょっと雲が多いけど、青い空も見えてて、まぁまぁ満足。
13時少し前。尾根で日が差してたので、少なくとも大菩薩嶺までは行ってお風呂もOKそうに思った。多少楽勝かなと思ったけど、、、、、踏み跡が少ない。2,3人分しかない。「えっ」。

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所々、土が見えてるところもあるけど、吹き溜まりとかだと膝とか場合によっては股の近くまで雪。

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しかも富士山は、少し雲に覆われてる。富士山のために遠出したようなものだったので、ちょっと残念。

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松本方向も、霞んでる。幻想的と言えなくもないけど、残念という気持ちの方が強い。

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親不知ノ頭からの富士山。

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左は、「賽の河原」の避難小屋。右は、その辺りで雪が深かったのでパチリ。 「賽の河原」って、三途の川の河原。なので、不気味で荒れた風情とか硫黄などのガスなどが噴出してるのかもと思ったけど、雪のせいか何の変哲もない登山道の一角に思えた。周りからはちょっとした窪地になってるけど写真の右側が谷になってるので、ガスとかがあっても大丈夫な感じ。 大菩薩峠からの雪道では、特にスノーバスケットにしてなくて結構往生した。普段の感覚でストック突くけど、ズボズボと沈んでしまう。余りに沈みすぎるので、記念に写真撮影。左上の方は手袋がかかったようだ。
雪が深くて、それまでCW-Xのままなのを少し後悔してきた。水が少し浸みてくる感じ。ただ、余りにひどければ峠の方へ引き返そうかと思いながら、ずるずると峠からは離れていった。逆に大菩薩嶺の方に近づいてく。遠くから声らしきものが聞こえて、どうも先に人がいる。それが少し安心感になっていって峠よりも大菩薩嶺の方を目指す気持ちの方が強くなっていった。だんだんその声が近づくと、どうもその人達がラッセルしている感じ。その先にトレースがない。 急ぎ足で歩いたこともあって、ラッセルしていた人達に近づいてきた。4人グループ。丁度、皇太子の登頂記念の碑の所で、彼らが休憩してたので、こちらも休憩することにした。きびだんごとかミニ羊羹数個を口にして、エネルギー補給。また、(自分がラッセルすることになっても大丈夫なように)CW-Xの上にパンツを履いた。と言っても、もう靴は水浸し、CW-Xも結構ヒンヤリしている。 グループの方が写真撮りましょうかと言ってくれたんだけど、少し時間的に焦ってたり雲も少し多くて、No thanks。(後で考えたら、撮っててもらえば良かった。) グループの方が先にリスタート。こちらが後を追いかける格好になって、途中でグループの真ん中に位置する羽目になった。もう少ししたら先頭になってもいいやと思ってたら、雷岩(大菩薩嶺)方向からグループが来るのが見えた。丁度そのグループと交差する頃に、大菩薩峠からのグループを追い抜く格好になった。踏み跡も鮮明になったので、大菩薩峠ダッシュ

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大菩薩嶺は展望無いと聞いてたけど、ほんとそう。「なんで100名山なの?」と思うくらい。まっ、大菩薩峠を含めた一帯を意識したものなんだろう。
大菩薩嶺で14時を少し過ぎており、日の沈まないうちにお風呂に到着したいと考えて、雷岩経由で下ることにした。雷岩で大菩薩峠からのグループに遭遇して、会釈したらダッシュ

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最初は雪が深かったけど、踏み固まったところが多いし、所々雪の少ない箇所も出てきた。富士山が雲に隠れつつあったこともあって、余り遠くを眺めることもなくひたすらラン/早歩き。
案内図では、結構福ちゃん荘の上の方に合流するような書き方だったけど、福ちゃん荘に着くようなイメージ。 着いた時は、午前中に通った道を帰ればいいので、一安心した。近くのトイレを利用して、少しエネルギー補給して、ラン/早歩き。 ただし、途中でエネルギーが切れしてしまった。展望所みたいな所で、遅い昼食(ミニチキンラーメン)にした。

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帰りは、朝はアスファルト道路の方へ迂回した登山道を進んだ。少し暖かかったのか、雪が溶けて一部枯れ葉が見えてるところもあった。
登山口のバス停についても、時刻表の再確認などもせず、迷うことなく「大菩薩の湯」方向に走った。路肩に雪があったりして、車の量なども気になったけど、とりあえずラン。車が見えたら歩きに変える繰り返し。

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朝のバスでの停留所のことが気になったり、地図での道が分かりにくかったけど、現地には案内などもあってすんなり入口に到着した。
(市外の人は)3時間以内だと600円で、そちらを購入。帰りのバスを気にして係の人に訊いたけど、こちらが気にしてること自体が??といった受け止め方。まっ、そんなに登山の人を含めて(バスで来た)人がいなくて、バスのことを気にする人がいなかったのかもしれない。多分建物の前のバス停に停まるんだろうと、お風呂へ向かった。 ちょっと気になったのはロッカー無し。小さなロッカーあるけど、着替えは籠に入れる形式。少し面食らった。 お風呂はサウナがあるように書いてあるけど、あったかな~。故障か何かで利用できなかったのかも。 露天風呂もあって、のんびり出来るんだけど、今日はとにかく寒い。露天風呂へがちょっとした階段になってて、寒さが気になった。まっ、それも遠くの温泉に来たことの証し。 お風呂の後は、食事。人が少なかったこともあって、営業してるか気になった。これで入浴後のビールとか無いと、なんのための1日だったんだろうと思っちゃった。幸い、先に1グループ後に1グループが来て、それなりの賑わいになった。案内では軽食となってるけど、「ほうとう」なども食べられるので、自分にとっては普通の食事が出来るイメージ。ちなみに座敷のみ。(トレランの後はちょっと座るのがきつくて、出来れば椅子が良いんだけど、、、。) ご飯に小さな粒が入ってて、?? 後で店員さんに確認したら、(やはり)かぼちゃ。最初、粟かなとも思ったけど、甘さなどが違う。個人的には珍しいように思うんだけど、どうなのか、、、。また全般的に料理は、結構美味しかった。 結構腹が一杯な時に、登山姿のグループがお勧めは?とか訊いて、店の人が馬刺しと答えてた。ちょっとボリュームありそうだったので、今回はパス。次回とか考えるかも。

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バスの時刻が近づいたけど、売店とかはもうやって無くて(照明が落としてあって)、つらつらと館内の様子を見てたら皇太子の写真が目に入った。パチリ。 ちょうどラッセルしてたグループが休憩しててこちらも休憩した場所。写真撮りましょうかと言ってくれたので、こんな事なら撮影してもらっておけば良かったと、少し後悔。
バスに乗り込んだのは、もう1人のみ。食堂でのグループは車で来てたのかもしれない。結構面白い話しや、山の話しもあって、グループで出向いている感じだった。 登山口から乗車した人はそんなにいなかった気がする。朝のことを思うと、山小屋泊の人が多かったのか、途中で引き返して夕方のバスで帰路だったのか?? 楽しい1日だったけど、思いの外に雪が深かったり、スノーバスケットのことなど装備が不十分で反省。初コースだったこともあって、気分的に相当疲れた。多少燃え尽きた感じ。ただし、山梨というか大菩薩界隈のイメージが少し出来たので、機会があったら奥多摩駅・小菅経由のアプローチも含めて出向きたい。 距離はルート作成から、19.95kmとしておく。コースタイムは以下。 10:15 大菩薩峠 登山口スタート 11:50-54 上日川峠 12:56-58 大菩薩峠 14:16-18 大菩薩嶺 14:47-50 福ちゃん荘 15:00 上日川峠 15:17-28 第2展望(中腹休憩) 15:57 大菩薩峠 登山口  16:03 大菩薩の湯

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