最近、太もも辺りでの水の抵抗を感じられるかなと、練習時の水着をスパッツタイプからボックスタイプにした。ご存じだろうけど、スパッツタイプは膝近くまで覆われてるけど、ボックスタイプはビキニタイプほどじゃないけど太ももの上辺りまで。
ストロークには、エントリーの角度やうまく水を掴んでるかの確認を時々行ってる。一部での代表格は、チョキスイム。手そのものでの水の抵抗感もそうであるが、体側などでも水の抵抗はそこそこチェックできる。全体的な確認の代表格は、蹴伸び。
自分の苦手泳法は「平泳ぎ」。そもそもひざの故障を気にしてほとんど泳いでこなかったが、ジムの平泳ぎ泳法のレッスンなどに参加して時々泳ぐようになった。その平泳ぎの練習ドリルで気になったのが、太ももとかアキレス腱辺りでの水の抵抗。一番の気づきは、背浮きでの平泳ぎキックだった。ストロークに対して、キック系(特に平泳ぎキック)の水の抵抗感覚が鈍感かもと思うようになった。平泳ぎのキックそのものは良く足裏で感じるようにと言われるが、ここでの問題視はそれよりも、キック直前とかキック直後の足裏以外での感度。
背浮きでの平泳ぎキックは下図のようなもんだけど、キックしようと膝を曲げると、アキレス腱周りに水の抵抗を感じてしまう。すると直感的に”まずい”と思って、アキレス腱あたりを水面に近づけようと、膝の方を大きく曲げてしまう。アキレス腱周りに水の抵抗を感じるのはむしろ自然で、むしろそれでも膝を曲げないように気を付けるようにした。
それをきっかけに、(通常の)伏せ浮きでの平泳ぎキックのドリルを考えたら、伏せ浮きの時にも、アキレス腱の方の水の抵抗を感じて、ついつい膝を曲げてしまってるように思えた。よく本などで、膝を曲げすぎないようにと書かれているが、条件反射的に膝を大きく曲げてしまってる感じだ。むしろ太ももの筋肉(より正確には前側の「大腿四頭筋」)の水への感度が良ければ、少し防げる気がした。
そこで冒頭で述べたように、ボックスタイプにして太もも(大腿四頭筋)の露出度を上げて、過度の膝の曲げにならないように考えた次第だ。
スパッツタイプって、例えば以下。
ボックスタイプは以下。ハーフボックスという名で、これより短いショートボックスとか、逆に少し長いタイプもある。
(自分は今の所、ボックスタイプは、ハーフボックスとショートボックスの2つを使っている。)
2,3日ボックスタイプで練習してみたけど、そう大きな違いは判らなかった。ただ「あっ、これかな~」と、膝周りで気になる感覚はあって、そんな微妙なものを感じ取るべきなのかもしれないと思った。平泳ぎのキックは、他にも内転や内旋といった動きもあって、自分はまだまだ会得してない。その辺りの感覚向上のために、しばらくの間は、ボックスタイプでの練習を続けてみようと思う。