奔車紀行

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水泳関連 お勧め本

ほんだ事務所
Last Modified:2021/07/02

 

自分が利用しているものを中心に、主にお勧めの水泳の本を紹介する。中高年の人達が、大会参加や完泳を意識し泳法の全体像やドリルなどを知ることで、ステップアップするのに役立つ(かも)と思う。

 

ちなみに、DVD付のものでの利用は、(本を読むのよりも)DVDの再生の方を良く利用している。

 

 

 

良く利用しているもの

・水泳レベルアップシリーズ クロール  DVD付

4泳法とも学ぼうと、シリーズの4冊を揃えたもの。自分としては、最初の方でストリームライン(けのび)から解説してるのが良かった。DVDでの6ビートの、キックとストロークの関係も分かりやすかった。

 


・水泳レベルアップシリーズ バタフライ  DVD付

自分としては、DVDでの最初の方で、マットの上でキックにより腰を少し浮かす練習から解説。そして、気をつけキック、グライドキック、呼吸を含めたキックとステップアップしていく練習が参考になった。

 


・水泳レベルアップシリーズ 背泳ぎ  DVD付

自分としては、DVDでの最初の方で、壁の水面近くを蹴って進む練習から解説が参考になった。DVDでのキックとストロークの関係も、分かりやすかった。また、スタートの項目では、最初はスタート台のない所での練習があって利用している。プールの縁(の窪みというべきか)に手をかけて、引き上げるというよりも水面程度に肩や腕を置いて、そこから斜め上方向にジャンプするというもの。基本的な手を離すのとジャンプとのタイミングの習得に役立つ。そのままでも、あるいはシャンプでの力を抑えると、公営プールでも注意はされないと思う。

 


・水泳レベルアップシリーズ 平泳ぎ DVD付

自分としては、DVDでの最初の方で、陸上のキック練習。水中での練習も、立ったままでのストローク練習などからが参考になった。ただし、自分の場合は平泳ぎが全然駄目というか基礎的な感覚部分が分かっておらず、その基礎的な部分は「平泳ぎが速くきれいに泳げるようになる!」などを参考にした練習を加えている。

蛇足:DVDで模範泳があるが、ターンでの映像の最後のは、ドルフィンキックを2回行ってるように見える。

 

 

・「フラットスイム」なら4泳法とも速く泳げる!  DVD付 

フラットスイムを勉強しようと購入したもの。スプリント(速く泳ぐとき)と中長距離( ゆっくり泳ぐとき)での泳ぎの違いが解説されて、非常に参考になった。

クロールとバタフライは、スプリントではフィニッシュに近い時に力のアクセントがあり、コンビネーションも微妙に違う。 なお自分としては、背泳ぎと平泳ぎでのスプリントと中長距離での違いが、まだ理解/実践できてない。特に平泳ぎの方は、DVDの模範泳での違いが分かりにくく感じているせいかもしれないが。

クロールとバタフライでの泳ぎのこれらの違いは、フラットスイムでの注意点というよりもキックとストロークのコンビネーションの注意点と考えても参考になると思われる。各泳法でのドリルでの解説に関しても、フラットスイム特有のドリルよりも、広く行われているドリルがほとんどと考えてよい。(ある程度泳げて、短距離=スプリントを意識した場合なら、最初に参考にしても良い本と考える。)

 

DVDでの模範泳として、飛び込みを含むスタートからフィニッシュまでが示されるのも良かった。個人メドレーの模範泳もあって、バケットターンも一連の流れの中で示されるので良かった。

スイムでのちょっとした知り合いとコンビネーションが話題となって「参考になるのはある?」と聞かれた際に、自分として示すものの一つ。

 

 

・DVDレッスン 萩原智子の水泳 基礎からチャレンジ!   DVD付

4泳法をダイジェストに学ぶ時に活用してる。個人的に良かったのは、バタフライでのフラットのそれと、うねりのそれとが動画を含めて対比的に示されてる所。動きとしても分かりやすかった。

また、足首の所でビート板を挟んで泳ぐドリルは、実践を含めて結構重宝している。ビート板の位置は膝とかじゃなくて足首、プルブイとかじゃなくて(普通サイズの)ビート板。

自分の背泳ぎでの足首プルブイは、最初の頃に一苦労だった。バタフライと平泳ぎは、最初でもさほど苦労せずに泳げた。ただし、時々練習全体の最後の方などに利用している。腹圧かけてちゃんと泳げてるかの確認。練習全体の最後になると、時々ごまかすというか、腹圧よりも腕で強引に泳いでるのが分かってしまう。

足首プルブイの練習は気心しれた人にも勧めることがあるけど、自分もそうだったように難しそうなら、最初は膝に挟むようにするなどしてレベルアップに応じた練習にした方が良いとアドバイスしている。足首などからビート板が外れて、他の方へ飛んでしまい、別コースの人に迷惑かけることなどがあるため。

 

 

気になった時に参照

・差がつく練習法 実践的練習ドリル  DVD無し

各泳法でのドリルが結構な数記載されてて、ちょっとした辞書的に活用している。前の方で、泳法間の違いが書かれているのも参考になった。DVDは付いてないが、写真は豊富。なお、バケットターンやリレーの引継ぎに関しても書かれている。

 

 

・平泳ぎが速くきれいに泳げるようになる!  DVD付

少し古い本。自分として重宝してるのは、平泳ぎの基礎中の基礎から紹介されていること。基礎中の基礎としては、”踵(かかと)歩き”やそこからの一掻きのような事項。最近の本ではあまり見かけない。自分はこのレベルから練習。(注意してたら、踵歩きはジュニアコースで見かけたり、言及しているページがチラホラあった。)

ローボディアップ*テンポなど、4つのバリエーションの紹介がある。短距離/中距離などやレベルでの違いとして、参考にしようとしている。ただし、ローボディアップ*テンポとローボディアップ*ストロークでは、ストロークの方が本来ウェッジキックなのに、DVDでの映像では(本来テンポの)ウィップキックに近いというかそれに見えて自分としては少し混乱している。

 

なお、DVDビデオでのモデルの人に、若干(平泳ぎのキック後に)ドルフィンキックが目立つ人がいると思う。水中ビデオだから目立つのだろうけど、泳法違反と受け取られそう。

 

高橋さんの本だが出版年が古いこともあって、フラットスイム泳法との関連性は非常に薄い。

 

 

・速く泳げるようになるクロール 50のコツ  DVD無し

50mを40秒を切る、35秒を切る、30秒を切ると章を分けて解説。泳力に応じて重視するポイントや、ドリル、練習メニューへの意識へ役立った。

 

 

・泳ぎはもっと進化する!! 2軸4泳法完全マスターBOOK 決定版 DVD無し

2軸泳法の勉強で購入。図的な写真で、横からだけではなくて、水面との関係が分かるものがあって、分かりやすかった。水面との関係の他に、上からとか前からのが並べて記載されてるものもあり、分かりやすく感じた。

 

 

・上達する!水泳  DVD無し 

出版年と、カラーの箇所と白黒or2色の箇所の混在で、今となっては少し古く感じる本。ただし、各泳法とも、全体像からキャッチやキックの説明の流れとなってることと図と駄目例の例示で、ポイントが分かりやすく感じる部分が多い。

 


・スイミング・サイエンス  DVD無し

分厚い理論を含めた本。流体力学の基本や、グライドで頭を下に向けたときややや後ろを見た時の”受動的抗力”、手の勾配による手力の大きさなどの図示がある。論文の類と比較して、図示やグラフがあるので、分かりやすい(分かりやすく感じる)。
陸上を含めたトレーニング、サプリメントや怪我に関することなども別章で扱ってて、参考になる。

 

 

萩原智子のクロール DVD付

4種目の方を持っているので、余り参照せず。クロールで気になる時に、(他の本というかDVDも含めて)再確認の時に利用する程度。

 

 

 

参考程度

・4泳法がきれいに泳げるようになる!  DVD無し

高橋さんの本だが、ローリング前提で書かれているなど、直近の本とは少し対照的というか違和感。泳法では背泳ぎが最初でクロースが最後の方なのも、少し気になるかな。しかもクロールの所の写真は白黒。しなるようなキックの所など、基礎的な所は図でも示されてて、感覚的な学びには役立つ。

 

・クロールはゆったり泳ぐと速くなる DVD無し

文庫本タイプで、こちらも高橋さんの本。ストロークテンポに主眼を置いてる感じ。図示で腕の動きなどの感覚的な事がイメージしやすいかも。

 

 

・ゆっくり長く泳ぎたい!  DVD無し 

種目的には2軸のクロールのみ。白黒写真と図示。かえって感覚的な事がイメージしやすいかも。特に目線や呼吸の記述。(DVD付が、別の本として出版されている。)

 

 

・泳ぐことの科学 

新書版タイプ。所々理論的なことやトップスイマーの泳ぎの特徴が書かれてて参考にはなる。

 

 

ついでにの類

・スイミング・イーブン・ファースター  DVD無し

分厚い理論重視の本。 結構前に、知り合いがコーチが勧めたので買ったと言ってたので、触発されて入手。パラパラと見たけど、自分には役立たなかった。

 


  
 

 

 

 

 

<<変更履歴>>大幅な追加修正のみ

2021/07/02 「スイミング・サイエンス」 購入したので、記載変更

2020/10/08 初版

 

 

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