山登り納めというかトレラン納めとしてどこかにとは考えてたけど、寒かったり天気が気になって近い丹沢にすることにした。少し長い距離をと考えて、宮ヶ瀬→蛭ヶ岳か丹沢山くらいにしようと考えてた。宮ヶ瀬→蛭ヶ岳にしたけど、結果的にはラッキーな部分とアンラッキーな部分の差が大きい1日だった。
<アンラッキー>
・ヘッドランプを忘れてしまった。駅への道で気が付いたけど、電車の方を優先。
・渡渉する所があって、普段なら木橋があるのに今回は流されてて、冷たい水の中を進む羽目になった。
・蛭ヶ岳の頂上で、道標の上にカメラ置いてセルフで撮影。シャッターの時にコロッと落ちて、泥水の中に落ちてしまった。
・結局は蛭ヶ岳→大倉にしたけど、蛭ヶ岳以降の尾根はぬかるみがひどかった
<ラッキー>
・家を出るのが少し遅くなって宮ヶ瀬へのバスに間に合わないかもと思ったら、バスが年末で休日ダイヤ。ぎりぎりセーフ。
・チャンプや塔ノ岳の猫に遭遇。
・ヘッドランプを使わずにギリギリ大倉にセーフ。
・大倉では、(慌てながらだったけど)到着してすぐにバス発車。
宮ヶ瀬→蛭ヶ岳は、湖畔の通行止めのアスファルト道路→早戸川を上流へ→渡渉して大平へ。その後大平分岐経由で姫次、蛭ヶ岳へ。
湖畔は所々氷で滑りやすくなってるし、バードウォッチの人が多くて走れず。早戸川べりの道になったらさほど凍結してなくて、日差しのせいかな~ラッキーと思ってたら、どうやらマス釣り場への車のために融雪剤がまかれていたようだ。マス釣り場を過ぎたら、所々凍ってて滑りそうになった。
マス釣り場をそこそこ過ぎて、少し大きめのリュックを背負った登山の人を追い越す事になった。この辺りでの登山の人との遭遇は初めて。後述する榛ノ木丸のルートなのかなと気になって勉強のために聞こうか少し悩んだけど、結局会釈程度で追い越した。
渡渉する箇所は、以前に橋が流されてるのに遭遇した。最近はそんなに雨が降ったわけじゃないけど、もしかと思って昨日など別ルートも検討しようとした。「東丹沢宮ヶ瀬トレイルレース」のコースで、伝道から榛ノ木丸(はんのきまる)から姫次に向かう。ところがこのコース、山と高原地図に出てない。今回GPSにルートを入れようと電子地図を見てみたら、そちらにも出てない。さらに、参考にとネット検索したら、少しルートから離れてはいるものの人骨発見の文字が飛び込んできた。なので今回は止めておく事にした。
流されてるかもとか、流されてたら引き返そうかとか考えて、アスファルト道路から木橋の辺りを見ても見当たらない。念のためと川べりまで降りたり、少し上ったり下って調べたけど、橋の残骸すらない。オニギリ食べながらどうしようかと考えたけど、結局濡れながら渡渉することにした。寒いのもだけど、直近で足にマメが出来てて破傷風などになるのは嫌だな~と、躊躇したけど、、、。
ある意味、ザブーン。すぐに靴下を絞ったりせずに、大平まで出てから靴下を絞ったりした。(実際はベンチなかったけど)出来ればベンチみたいなところが良いと考えてのこと。絞った後は気分的にか少しすっきり。大平辺りではまだ日差しがあったせいかもしれないし、靴やストッキングのお陰も少しあるかも
大平で、以前よりも時間がかかってそうに思えてきた。ヘッドランプ無いから、エスケープを色々検討しながら走った。大平分岐辺りから雪を目にしたし、尾根で突風に遭遇したら、寒い寒い。蛭ヶ岳への道で雪が深かったら途中で諦めたり、蛭ヶ岳まで行って宮ヶ瀬に戻ろうかなども頭の隅に浮かんだ。他には丹沢から宮ヶ瀬へ戻るなど。
エスケープ案をノミネートしながら急ぐ事にした。避難小屋が完成したようなので寄ってみたかったけど、それはパス。
なお大平分岐への道の道標をよく見たら。「oodaira(オオダイラ)」って書いてあった。今までずっと「オオヒラ」と思ってた。
姫次への途中で下ってくる人に聞いたら、蛭ヶ岳で雪の深さは数センチとのこと。あまりに深ければ姫次までにしようかと思ってたけど、取り敢えずは姫次から先に行ってみようという気にはなった。
姫次直前までは、結構気持ち良く走れた。ロープ状のネットが登山道に敷いてあった。他の山でも、多分この尾根でも始めて目にしたと思う。個人的には結構良いと考える。凍土でのデコボコも少ないし、粘土質でも滑りにくい。
ただし、尾根での突風が寒い寒い。蛭ヶ岳山頂近くでも風が強かったら引き返した方が無難かな~と思ったくらい。(その後時間的なこともあったのか、風はそれほどでもなくラッキー。)
姫次では、ミニチキンラーメンとオニギリでの昼食。休憩はほどほどにして、(ヘッドランプ忘れのため急ごうと)すぐにリスタートした。
姫次はびっくりするくらいグチャグチャだったけど、その後の下りではぬかるみも少なくなって、それ以降はほんのり雪が積もってる程度。数こそ少ないものの、気を抜くと滑りそうな所や凍土でヒヤッとする所はあったけど、人も少ないし静かで気持ち良く走れた。
蛭ヶ岳の直前の急登での寒さや風が気になってたけど、姫次前の突風からすると楽なもの。逆に、足の疲れが気になった。やはり水に浸かっての渡渉や凍土でそこそこダメージが溜まってるんだろう。
蛭ヶ岳の頂上が見えたら、結構な安心感。14時ちょい過ぎで、ヘッドランプ持っていたら大倉までは余裕の気持ち。でも今回はヘッドランプ無しで、大倉まで4時間掛かったとしたら18時になって真っ暗。普段なら4時間は切るんだけど、蛭ヶ岳の頂上もグチャグチャでそうスピードを出せそうに無い。いずれにしろ頂上で長居出来ないし、途中での休憩も少なめにしないといけないな~と考えた。
頂上でのセルフで撮影では、シャッターの時にコロッと落ちて泥水の中に落ちてしまった。一応道標の周りを見たつもりだったのに、、、。丁寧に水洗いなどをする時間も勿体無いと、簡単に手で拭いて、すぐにリスタート。
蛭ヶ岳頂上の下りで、木階段の後はすぐぬかるみだった。なんと泥水状態で、粘土質の土が緩んでる程度ではない。この辺りでの自分の経験じゃ最悪で、先々が思いやられた。
丹沢山の山頂には最初誰もいなかったけど、しばらくして到着する人がポツリポツリ。水分補給程度の休憩にして塔ノ岳方向に進みながら頂上の様子を撮影したら、チャンプ。この所、遭遇頻度が高い。今日も短パン。少し会話したら、4822回って言ってた。
塔ノ岳では、富士山がすっきり見えた。もう少し遅ければ良い感じの写真になるかと思ったけど、ヘッドランプ忘れで今日はそんな悠長な事を言っていられない。塔ノ岳の道標+富士山の写真を撮ろうと思ったら、ちょうどカメラの三脚をセッティングして、それも一緒に撮影。セッティングしてる人が、こちらを撮影してくれそうな雰囲気だったけど、少し風も強くなったので帰路を急いだ。なお、最近塔ノ岳の山行記で時々目にする、塔ノ岳の猫がいたので、撮影。
帰路を小丸尾根にするか大倉尾根にするかなど悩んだけど、大倉尾根にした。万一の時は、少しは人の行き来があるだろうからヘッドランプ持ってる人の後につこうかな~みたいな気持ち。(実はなぜか、漫画「岳」のコミック1巻に原作者の筑波山の下山をランプ無しで手探りで行うのが掲載されているのを思い出した。また、逆に以前に鍋割山→大倉の西山林道で、ヘッドランプ持ってない人を自分が先導したことがあった。まっ今回は、その逆パターンになるのかな~みたいな気持ち。)
花立山荘辺りから、日は沈んで無さそうながらも日は差してこない感じ。堀山の家辺りでは、日は暮れてて少し暗くなりつつある。そんな感じだったと思う。ゆっくり歩くのが本来だろうけど、まだ多少は見えるので、時々ストックで先を確認しながら走れる所は走った。
見晴茶屋を過ぎた頃は結構暗くなってたけど、多少は見えるし月明かりもありそうで、内心ホッ。大倉高原山の家との分岐からは、林の中ということもあって結構暗かったけど、所々走った。逆にその辺りになると、人がポツリポツリ。ヘッドランプの人もいて、少し悩んだけど、抜かせてもらったりした。
月明かりの下で走ったのは初めて(かな)。知った道だったので結構役に立つと思いながらも、当たり前だけど木々で影ができる。それが岩などと錯覚しそうだし、かえって遠近感が乏しい。林や田んぼでの月明かりは有効だけど、林の中の月明かりって方向の頼りになる程度に思った方が良さそうだ。少なくとも、走りでの利用は難しそうと実感した。
結局ヘッドランプの人の後をつくことなく、大倉近くのアスファルトまで出た。「丹沢クリステル」が不気味かな~と思ったけど、そんな事もなくて、フラッシュでパチリ。
その後急ぐ必要も無いと思ったけど、一応ラン。お陰?で、大倉ではバスが止まってて、エンジン音を聞いて、ほとんど飛び乗るようにして乗車した。渋沢駅のトイレ脇で着替えというか、スパッツなどを脱いでウィンドブレーカーを羽織ったりした。ストックの折り畳みもここで。
実は昨年12月に渋沢駅の駅メロがZARDの「負けないで」と「揺れる想い」になっていたので、富士山が見えるときにその駅メロを含む動画を撮影できると良いな~とか思ってたけど、その時間にはあまりに遅すぎ。「負けないで」の駅メロを2,3回聞けたのでよしとしよう。
その後はいつものように、東海大学前のさざんかへ。
距離は33kmとしておく。コースタイムは以下。
09:00 宮ヶ瀬スタート
10:25-42 渡渉した所
12:09 大平分岐
12:44-00 姫次
14:08-10 蛭ヶ岳
15:25 丹沢山
16:07 塔ノ岳
17:33 大倉
追記:「東丹沢登山詳細図」には、榛ノ木丸へのルートが書かれていた。ただし、見てみたら”渡渉”の文字。そこも橋が無いとか、あっても流されたら補修されないのかもしれない。アスファルト道路に沿って伝道などに行くにも、今回渡渉したところよりも奥地で寒くて、冬はより滑りやすそうだ。なので、チャレンジするにしても来夏とかにしたいと思う。
また、マス釣り場を過ぎて遭遇した登山姿の人から、ちょっとでも情報を仕入れてたら良かったかなと、ちょっと反省。
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