同窓生から元旦に高千穂峰に登ったとのメールが来たり、山で初日の出を拝んだとの山行記を結構目にして、7日というか松の内の間にどこか登ろうかなと考えてた。3日のけだるい疲れも一服したので、丹沢を目指すことにした。この季節、どうしても自宅から近い方を選択してしまう。 また雪や樹氷、登山道のぬかるみ状況も気になったし、今日からの大河ドラマ「八重の桜」をBSで見たかったので、(三ノ塔から)塔ノ岳まで程度にした。
海老名駅での「ドラえもん号」。遠目で、やはり以前より外装のキャラクターはサイズが小さくなってる。
9時を過ぎてたせいもあるけど、渋沢から大倉へのバスは8割くらい席が埋まっている程度だった。
今回の服装は、上はFineTrackの1,2,3番(長袖)、下はCW-Xタイツ。登山用手袋と耳当てをほぼ常時着用。ただし耳当ては時々耳部分を外すなどして温度調整した。大倉まで/からでは、Phenix EPIC Extreme Rainの上下を着用し、予備として軽量ダウンを小袋に入れてリュックへ。 靴と靴下は、いつものサロモン(XA PRO 3D ULTRA 2 GTX)とX-socks。アイゼン(マイクロスパイク/チェーンスパイク)やライトなどは用意していたが使用せず。 まっ、格好的には年末と同じく、下のタイツが黒で、上やリュックが赤という少し目立つ格好。
ビジターセンターの電気自動車が置いてあったので、パシャリ。
大倉から牛首までは、アスファルト道路を時々ジョギングしながら。ちなみに牛首は、アスファルトが途切れるというか林道との三叉路での交差場所で、造林の石碑のある所。 大倉から少し登ったところに大勢のハンターがいた。10人近くいたと思う。アスファルト道路でも、ハンターの自動車と数台と擦れ違った。「何か起きたのかな~」とか、結構このルートにはハンター多いし発砲事故とかに遭遇するのも嫌なので、帰りのビジターセンターで狩猟区とか聞いておこうと思った。弘法山~大山のルートでもハンターを見かけた気がするし。(2,3年前だったか、丹沢山への道では、はぐれた猟犬が倒れてるのを目にした。
しばらくしたら連絡が行ったのか、迎えのハンターの人と擦れ違ったけど。) しかも今回、猟犬らしき遠吠えが聞こえる。方向的には三ノ塔方向に対して左側の鳥獣保護区から。アスファルト道路と並行になる格好で登山道があるけど、そちら方向から聞こえた。
ちなみに、アスファルトの右の方には、伐採作業でできた道や大倉方向へのアスファルト道路もある。前者は何かの折りに走ってみようかと思ってたし、後者もちょっと面白そうに思った。ただし後者は、さすがに今日はハンターがいるかもと思って、通ってみる気にはなれず。 丁度牛首で、ハンターと目が合う。気になって「何かあったんですか」と聞いたら、どうも猟犬がはぐれた様子。どっちから来たかとか聞いてきた。その後しばらくして遠吠えが聞こえたけど、戸沢辺りからと思え、さっき聞いたのよりも結構向こうそう。山とか丘を越えると、音は急に小さくなるんだと実感した。
三ノ塔への道。ほとんどぬかるんでない。ラッキー。右は杭の上の苔。 ちなみに、三ノ塔までの道での遭遇は、10人くらいの2グループと他は数人程度。普段よりは結構な人の数とのイメージ。
三ノ塔頂上直前からの富士山。悪くないんだけど、空自体がどんよりしてる。また、南アルプスの山頂は、結構白い。
三ノ塔頂上からの富士山。パノラマ写真。 山頂は10人くらいいたか。三ノ塔山頂の土は、予想どおり、ぐちゃぐちゃ。
今日の昼食。テルモスのお湯で、チキンラーメンなど。 今回はさほどの距離でもないので、おにぎりとかなしで、昼食以外での行程中はジェルと少しの飴程度。
三ノ塔山頂ではセルフタイマーで2,3枚写真撮影したけど、良い画角にならない。昼食とか休憩を兼ねて人が来ないか待って、その人に撮影してもらったりした。撮影は三ノ塔の道標の辺りで、春とか夏とかでもほぼ同じ位置での撮影があるので、どうせならとの思いがある。 撮影してもらったり休憩後は、表尾根を塔ノ岳方向へ向かった。
鎖場近く(お地蔵さんの近く)からの富士山や烏尾山、塔ノ岳。パノラマ写真。 塔ノ岳の小屋が切れちゃってたり、途中の重なりでおかしく感じるところもあるけど、まっ仕方無し。
それにしても、ここ最近お地蔵さんは何も身につけてないけど、どうしたんだろう。今まで着物とかを着せてた人が病気とか??
烏尾山の山頂。トイレらしきものが設置されてる。 ゆくゆく登山道でのトイレになるのかなとか、それなら良いな~とか考えたけど、写真撮影してて常設する感じにも思えなくなった。吊すようにフックがあって、参道向けトイレとして商品化されてるのかなとも思ったんだけど、、、。
工事作業者の人向けのトイレなんだろう。 なお、夏場の一時期に烏尾山山荘が営業してるのを目にしたけど、今回は烏尾山山荘のトイレが閉まってたし山荘は営業してない感じだった。工事そのものも含めて、先々どうなるのかも少し気になった。
表尾根のぬかるみの様子。一番左は、烏尾山直前。 右の2つがほぼ同じ位置を、向かってと振り返っての撮影。田んぼというか、”棚田”状態。この尾根は、見晴らしが良いし、ちょっとした鎖場などもあるので多少我慢できるんだろうけど、今回のぬかるみは凄まじいの一言。
塔ノ岳からの眺め。空はどんよりとしてるけど、富士山は全容が見えたので、まっ良しとしよう。
ちなみに、筑波山とか大島とか房総半島は、霞んだ中に頂上とかが見えてる。それはそれで、ちょっと風情あり。(写真は、花立山荘近くからの大島。)
塔ノ岳からほんの少し丹沢方向へ下ったところ。 雪は積もってないし、土は乾いてる。多少の積雪を予想してたので、拍子抜けというか、樹氷や積雪を楽しみたかったら天候に注意すべきと改めて感じた。あるいは、樹氷や積雪に遭遇したらラッキーと思うようにするとか、、、。
大倉尾根は、一部ぬかるんでるところがあったけど、表尾根と比較すると天国。 大倉尾根では、写真のような所が2,3箇所あったか。ただし、階段の木の部分や石とかは湿っており滑ったりするので、注意はしたし膝のことを気にしてそうスピードは出さず。
時々人がいてスピードダウンはしたけど、塔ノ岳から大倉まで、ほぼノンストップ。給水も走り/早歩きしながらだった。
大倉に着いたら、着替えて、ハンターのことをビジターセンターで確認。結構丁寧に教えてもらった。ただ、早い話が、登山道から外れちゃダメと言うことらしい。 鳥獣保護区があるけど、ニヒンカモシカ駆除の関係で許可申請があるみたいだ。水、土、日のようだけど、毎日と思ってた方が良さそう。奥多摩で目にしたけど、日祝に限って狩猟する決まりになっているわけでも無さそう。
ざっくりと狩猟する場合のエリアを聞いたけど、大倉から菩提にかけてとか、里山もちょっと山寄りはほとんどハンターがいると考えていい位だった。 牛首から林道で弘法山方向に行けそうに思って、自転車とかで試走しようか頭にあった。
そこで、ゲートの林道を自転車とかジョギングでと聞いたら、通行止めは車両なので自転車も不可と。まっ当たり前。林道では人がいるかもとハンターも注意するけど、なるべく目立つ格好でねと言われた。まっ、狩猟の事故に遭遇することはないと思いたいけど、頭の隅に入れとくべき色んな事を教えてもらった。
ビジターセンター出たら、バスが停まってて、駆け足で乗車。しばらくしたら発車してラッキー。 バスの中で、ちょっとした出来事。渋沢までの途中のバス停に「大倉入口」があるんだけど、そこで少し歳の行った女性が乗車。若い子が席譲ろうとしたけど、そのままで良いと。70歳代後半かと思えるくらいだけど、登山姿でちょっとした荷物を持ってた。どうなるんだろうと思ってたら二人が話し出したので、聞き耳を立ててた。 するとその女性、正月三が日で、塔ノ岳/大山/陣馬山に登ったと。思わず「すげー」と小声で言ったら、隣のおばさんも少し笑ってた。しばらくして、昨年だったかは毎週雨だろうが嵐だろうが山に登ったと言ってた。世の中には凄い人がいるもんだ。
何か色々しゃべるかと思ったら、若い子の方が黙ったようで、会話は途切れちゃった。こっちは「どうした青年、もっと色々聞けよ~」とか思ったんだけど。おいらがテレビのディレクターとかだったら、渋沢に着いた後にでも、おしゃべりして色々聞いてみたのに、、、、。結構面白い一時だった。 身長は150センチあっただろうか。靴やリュックは年代物といった感じ。いつか会えると良いな~と思えるような人/話だった。
電車に乗って、東海大学前駅で降りて、いつものスーパー銭湯「さざんか」。スタンプ3回溜まったので、今回100円引き。 体拭かずに脱衣場にはいって来てる人がいて?? 考えたら、留学生ということもあるかもとふと。ちなみに、ハートレートモニターを外そうとしてる人がいて、すげーとか思ったりしたけど、帰り際で見かけた人はウルトラマウントフジ(UTMF)のシャツだったような気がする。次回とかにそんな人達に遭遇したら、どこのコース走ったのか聞いてみたい。
その後は、駅前の居酒屋で一人祝杯。案の定というか、その頃には大河ドラマ「八重の桜」のBS視聴は諦め。地上波での視聴作戦に切り替えた。(まっ、予約録画はセットしてはいたけど。) ちょっとほろ酔いで帰宅した。
距離は20km。コースタイムは以下。
9:49 大倉スタート
10:27 牛首
11:24-03 三ノ塔
13:45-54 塔ノ岳
15:11 大倉
塔ノ岳→大倉が1時間17分。スピード出す気はなかったけど、そこそこ速かった気がする。ちなみに、今日同じ日に、下り1時間13分の人のがヤマレコに出てた。ちょっと奇遇だったので掲載。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-258565.html 表尾根がぬかるんでいたし、富士山の全景こそ見えたけどどんよりとした空だった。しかし、今年初の登山/トレランとしてはまあまあ良かった。次回は、ちょっと青空の広がった日か、樹氷を見られる日にトライしたいと思う。