奔車紀行

つれづれ技術屋の趣味など いわば支所

大倉-蛭ヶ岳ピストン 少し融雪

今日は、先週のランプ忘れに対するリベンジの格好で、蛭ヶ岳までのピストン。大倉から/までとして、出来れば蛭ヶ岳から姫次方向に少し行ってみようかと考えてた。

大倉でバスを降りたら9時ちょっと過ぎ。丁度良いと、この前日経新聞土曜日のプラス1で出ていた”丹沢山 フクジュソウ”のことを聞きにビジターセンターに。花などを主としたハイキングでのランキング。尾瀬ミズバショウや御岳山のレンゲショウマが上位。

12位だったかに”丹沢山でのフクジュソウ”が出てるんだけど、(群生のように見栄えのする箇所を)見たことない。大倉尾根でポツンポツンと見かけたことはあるけど。また、フキノトウなら合点がいくとか、丹沢地方ならネットでもみつかるのでそっちじゃないかとか、、、。

ちなみに、日経新聞へ問い合わせしたけど、個別の問い合わせには応じられないとの返事。 ビジターセンターの人に聞くと、以前も問い合わせがあったようだ。皆さんも分からないとのことで、分厚い本に清川村のことが出てはいるけど、丹沢山と言えるか??? 結局真相は不明のままだったけど、季節的にフクジュソウの咲く頃なので気がかりではある。

 

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左の写真は、大倉からの登山道からすぐの辺り。2,3日前の雨とか気温上昇で、石や土が湿っている状態。 真ん中や右の写真は金冷し前後だけど、雪がシャーベットだったり、ぬかるみ状態。ただ、金冷しの岩場辺りや塔ノ岳に近づくと、雪が凍っていたり雪の厚い部分も出てきた。アイゼン着用が良かったけど、今回はストックの利用もあり、塔ノ岳まではアイゼン未着用。

トレランカップルが先を進んでいたけど、塔ノ岳の直前では、その前の人が少し往生。枝道を利用してその人達を抜く格好になった。別に急いでいた訳じゃないけど、、、。 それにしてもカップルで雪道をトレラン。羨ましいな~とふと。

 

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塔ノ岳の雪も少なくなってるし、富士山の展望も悪くて、少し行動食摂って、アイゼン着用して蛭ヶ岳方向へ。 ちなみに休憩を兼ねて準備とかしてたら、さっきのトレランカップルが近くにいた(ように思った)。男性側が小屋でビールか何か飲んでゆっくりしたいと言ってたような、、、。それも羨ましい。^.^;;

 

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塔ノ岳からの直後の山道は、少し茶色くなっていた。

 

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雪が溶けていたり、土部分も少なくなかったけど、まっ許容範囲。 右は丹沢山山頂だけど、そこそこの雪。丹沢山はテーブルが埋まる程度に人も多くて、キャラメルやキャンディを口にした程度で蛭ヶ岳方向へ。

 

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丹沢山からの坂を下ったところは、結構雪が溶けてた。ただし、水溜まりと言うよりも氷が張ってる状況。(帰りでは、その氷も多少溶けてたけど。)

 

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不動の峰までの尾根の風景も雪が溶けてる。木の階段部分も、雪で覆われてるのは1/3もなかったかな。

 

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不動の峰の休憩所を過ぎる頃に、ヘリの音。通り過ぎる感じがしなかったから気になって見てみたら、丹沢山の少し宮ヶ瀬への尾根でホバリングしてる。写真で少し分かるかな。外装から、運搬系のヘリだと思う。丁度あの辺りに資材みたいなのがあったし。ただヘリから降ろすような感じじゃなく、今回は視察なり確認のみだったのかもしれない。 結構安定したホバリングで(に見えて)、自分は尾根で風が強いと感じたけど、ヘリにとってはこれくらいは対応可能なんだろうと改めて感心。

 

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山道は雪が積もってるところが多かったけど、一部はぐちゃぐちゃ。


晴れてるし雲は少ないけど、富士山が霞んでることと、やたらと風が強い。リュックの胸近くのベルトの紐の先が顔を打つ。紐の先をベルトに巻く格好にしたけど、走ったりしてるうちに紐の先が元へ。また顔を打つというのが、何度かあった。

風が治まる時が少ししかないし、時々結構冷たい風。わざわざ蛭ヶ岳まで行かなくても良いのにと、頭をよぎる。姫次方向の件以外にテーマらしき物がないか考えたら、蛭ヶ岳の雪だるまのことを思い出した。まだ大丈夫か見てみたいと。それで少し心理的エネルギー注入。

 

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蛭ヶ岳の山頂も雪が溶けてた。雪だるまも、少し片鱗が残っているのみ。 右は今日の昼食。以前より少し大きめのカップ持参。ドライフーズの雑炊などが少し入りにくかったため。

ここでも風が強くて、何かで押さえてないとドライフーズなどが跳んでいきそうになった。ウィンドブレーカーを羽織った。その後も帰りの塔ノ岳までウィンドブレーカーを羽織った状態だった。ちなみに、下の足の方はCW-Xままでも大丈夫そうだったのでそのまま。(CW-Xは、スタビライクスだったはず。自分の場合は、それなりの保温性があって重宝してて、今回特に痛感した。)

 

食事してたら、その前にいて小屋にいた人が帰ってきた。少し話をしたら姫次からとのことで、バスの便のことを話したら「今日は車だけど、一緒に行く?」と。嬉しかったけど、駐車場や駅とかその後の路線が良く分かってなかったし、姫次コース自体が未経験で、辞退した/してしまった。

 

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腹ごしらえして、姫次方向に向かったけど、下から強烈な風が向かってくる。丹沢→蛭ヶ岳の尾根では西から吹いてくる感じだったけど、今度は北から。多分だけど、上空の風向きが変わったというよりも、本来北風なのに山脈の関係で風が回り込んでるのだろう。丹沢→蛭ヶ岳では、西丹沢の山々で遮られた風が西から吹いてくると思われる。 風や雪がなければ、富士山が望める箇所もあって悪くない気がする。

木の階段なんだけど、ほとんど雪で埋まっていた。また、踏み跡に落ち葉が積もってて多少不思議な光景。 400m位降りて少しなだらかになったところで折り返したけど、帰りの上りがキツイキツイ。

ちなみに降りる際に二人連れと行き違った。頂上で会うと怪訝な顔されるかもと思ったけど、その二人は山小屋へ入っていく最中だった。それを横目に、丹沢山方向へ。 丹沢山までを含めて午後は、結構強めの冷たい風のせいか、人が少なかった気がする。そのせいか自分も弱気になる時があった。また、ちょっと考え事しながら雪の積もった階段を上っていたら、一瞬丹沢山に登ってるのか塔ノ岳に登ってるのか分からなくなった時があり、自分でも苦笑。

 

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丹沢山には人がいず。テーブルの様子を見てみたら、小さな雪だるま。パシャ。 山頂の道標から見える富士山は悪くなかったけど、霞んでる。なお、富士山も雪が溶けかけてるせいか少しテカテカ光ってた。

 

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塔ノ岳への木の階段の様子と、塔ノ岳直前。 以前も思ったけど、丹沢界隈の木の階段って、結構アイゼンとかで痛んでるところが少なくない。ガタガタの箇所もだけど、写真のように少しケサムクレ状態?の所は多い。ケサムクレが進行している気もして、次春シーズンとか次々春シーズンには対処が必要になるのかな~と。また、木の階段部分はほとんどで箇所が多くて、どうするんだろうかも気になってしまった。

 

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塔ノ岳山頂は、外には誰もいず。富士山方向を見たら、あと30分とか1時間待てばダイヤモンド富士に近い状況になりそうだったけど、下山することにした。

テルモスのお湯飲んだり飴の類を食べて、ウィンドブレーカーはリュックに仕舞ってランプをリュックの上の方に入れて、リスタート。

 

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金冷し分岐近くのぬかるみは、凍ってた。 また少し過ぎたら、ガサゴソとした音。なんだろうと思ったら鹿。うち1匹がこっちをじっと見てるし、親子の4匹よりも兄弟姉妹といった感じ。親子の4匹とかは見たことあるけど、兄弟姉妹4匹はなかったかな。あるいは、親子鹿だったんだろうか、、、。

 

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下山中に時々、富士山方向を見たけど、日の入り丁度は見ることができず。ちょっと残念だったけど、今日は夕焼けも中途半端だったし、自分のカメラじゃ日の入りはうまく撮影できないように思えてきた。

ランプ使用は終盤悩んだが、利用することなく大倉へ。大倉直前でランプ点灯の人達を抜く格好になった。声がけしたりしたけど、驚かれることも。一応熊鈴使ってたんだけど、、、。逆に、直前で走ったこともあって、バス時刻にセーフ。

 

東海大学前駅近くの「さざんか」利用して、駅近くの居酒屋で一人祝杯。明日も走るつもりだったので、お酒(焼酎)は1杯のみとした。 駅では、それなりの音量の警報音。どうやら線路に降りた人がいたようだ。人騒がせなことだ。

 

やはり蛭ヶ岳までピストンすると充実感がある。しかも今回は強い風のこともあって、オーバーに言えば久々の生還気分だった。ちなみに次のチャレンジは、再度雪が降ってくれるか、雪がほとんど溶けるのを待つかのどちらかかな。

 

距離は、29.32km、コースタイムは以下。(多少意外なことに、大倉-蛭ヶ岳よりも、弘法山-大山の方が距離が長い。算出ミスではないと思うけど、雪がほとんど溶けるのを待つ間は、弘法山コースの利用が頭をよぎっている。)

09:28 大倉

09:58 合流点(雑事場ノ平)

10:48 天神尾根との合流ポイント

11:29-37 塔ノ岳

12:24-26 丹沢山

12:58 不動の峰休憩所

13:54-20 蛭ヶ岳 (その後少し姫次方向へ)

14:45 蛭ヶ岳

15:52 丹沢山

16:36-46 塔ノ岳

16:57 金冷し

17:16 天神尾根との合流休憩所

17:47 合流点(雑事場ノ平)

18:03 大倉

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