CS放送で録画していたNHK「にっぽん百名山 大台ヶ原」を再生。”西大台”というエリアへの利用制限が厳しくて、少し驚いた。
入る際に靴の泥を落とすとかは、尾瀬などでも行われているので差ほどでもなかった。ところが、許可証を首から提げて登山中も歩行する。展示会などでの入場に似ている。しかも、平日は、たった30人のみ。土日でも入場制限人数は、50人。(GWなどでは、平日も含め少し人数を増やしてる。)
ちなみに大台ヶ原山自体は、奈良県と三重県にまたがる区域だが、西大台は奈良県に属する。
以下のサイトで調べたら利用のための申請手続きがあって、入場のためのお金を振り込むとかレクチャーを受けるとか他ではあまり目にしない事項がある。
http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/odai_top.htm
http://www.narakko.com/odai/shinsei/index.html
「にっぽん百名山 大台ヶ原」では、反対側の東大台の様子も出たが、そちらは倒木がそのままにしてあった。伊勢湾台風での被害を知ってもらおうとの考えもあるようだ。ただし調べたら、一度伊勢湾台風での倒木をいくつか運び出したらしい。そしたら植生が変わったりして良くないとのことで、放置せざる終えなかったと言うのも理由のようだ。
なんか頑固なまでの自然保護への取り組みとも言え、考えさせられることが少なくない。自分自身は場所的に遠いから、実際に出向くことは考えにくいけど、ちょっと応援したくなる気持ち。変な対比だけど、世界遺産とかを目指す活動なんかより、こんな取り組みの方がすばらしいとすら思えた。