奔車紀行

つれづれ技術屋の趣味など いわば支所

ガスの中 蛭ヶ岳へチャレンジ

梅雨で雨の日が多く、久々の曇りということで山へ。何処にするかコースをどうするか多少悩んだけど、蛭ヶ岳へ初チャレンジすることにした。丹沢山までは数回経験してるけど、蛭ヶ岳には行ったこと無し。

ちなみに蛭ヶ岳は神奈川県での最高峰で、標高1673m。 3週間後にグループ登山(ただし大山)を考えており、その下見を兼ねたもの。ヒルがいるかもちょっと気になったし、、。なお、グループ登山向けにヒルの予防グッズは買ってるけど、今日はどうしようか少し悩んだ。被害に遭うかの実験もあり、特にスプレーすることなく向かうことにした。(バッグに予防グッズのスプレーやら塩などを詰め込んだ。あと、タオル絞ったときの汗を足首に塗る位はやってみた。それで効果あるとは思わないけど。) ちなみに気分や格好は、トレランモード(スポーツTシャツ+スパッツ)。

 

電車から大山などの頂上の方が見えて、晴れてる感じも無くはなかったけど、大倉では山の上の方はガスと一目瞭然。晴れてる様子を見てサングラスを持ってこなかったことを気にしたけど、杞憂 に終った。むしろ雨対策の方が気になった。大倉スタートは8時40分過ぎ。 人は結構多かった。左は多い様子が分かる写真にしたので、ちょっと極端。少し上の登山道ではいっぱいと言うほどでも無かったけど、それでも天気の割には多いと感じた。塔ノ岳まででも、学校の山岳部とかサークルのような20人近くの集団が3つとか4つはいた気がする。

 

(午前中は)所々ぬかるみがある程度。暗いと言うほどでもなかったので、あまり注意してなかったせいか、結構ぶれた写真が多くなってしまった。

 

ガスで、結構幻想的な風景がいっぱい。もともとガスは覚悟の上だったし、登山スタートということもあって、気分的には(まだ)楽しめた。 トレランのランナーが少なくなく、皆さん速い~。真ん中の写真で、走ってる人がぼんやり見えるんだけど、判るか?? 右の写真は、ぽつぽつと雨も降ってきた様子。

 

2つとも花立山荘から眺めた様子。ここまで真っ白というか、見通しが悪いのも初めて。

 

金冷シあたり。 塔ノ岳頂上では、5分ほど休憩。おにぎり食べたり、写真撮影してもらったり、したり。


丹沢山へ向かう途中で、結構鳥のさえずりが聞こえた。短い時間だけど、デジカメの動画モードで録音。 実は、録画している最中に停止。故障かと一瞬焦ったけど、メモリ不足。結構以前ので消してないのが少なくなかったので、手動で削除。こんな事なら、昨日とかにPC経由でいくつか削除しとけば良かったと反省。

 

 


アゲハなのか蝶。羽化のようにも思えるけど、、、、。右は、蜘蛛の巣。

 

真ん中のは、登山道の杭の所のキノコ。多分しばらくしたら、枯れるか踏まれてしまうだろうにと思ってパチリ。 丹沢山では休憩は9分くらい。おにぎり食べるのと、トイレ。(今思えば、もう少し入念にストレッチしとけば良かったかも。)

 

蛭ヶ岳への道でのツツジ丹沢山までよりも、ほんの少しだけど、咲いてる木があった。 「シロヤシオ」も、所々まだ咲いてる木があった。来年とかは、もう少し早めに来てみよう。ちなみに、「シロヤシオ」って、皇太子ご夫妻の長女愛子さまおしるしの木とのこと。 ちなみに右端のは帰路での撮影。

 

蛭ヶ岳への道自体は、急だったりガレ場で走りにくい所もあれば、走りやすい(やすそうな)所も少なくない感じ。 ただし、今回は稜線のどちらもが真っ白。先の方が見えず、上り/下りの予想がしにくい。しかも登山者がほとんどいない。丹沢山蛭ヶ岳(の直前)で、往復でも10人くらいにしか遭遇せず。なので、非常に心細くなってしまった。疲労もだし、精神的にちょっと軟弱にも。 他に空の音も結構気になった。少し聞いていたら航空機の音と判るけど、最初雷かと思ってヒヤッとした。一応天気図とか予報で雷の可能性は少ないと思っても、やはり気にはなる。

 

登山道脇に、木にたくさんのキノコ。思わずパチリ。 後、今回の丹沢山蛭ヶ岳で興味あった水場にも到着。ただし、水場まで3分とのことで、今回はまた戻るのがしんどいのと霧や雨で水分不足にはならないだろうとパス。元気あったら、3分なんてへいちゃらなんだけど。

 

笹の芽など。 多分晴れてたら、あるいは曇りでも展望が素晴らしいだろうに、全くの真っ白。スクリーンか何かで覆られてる感じ。この辺りから、蛭ヶ岳まで行かなくてもいいや。逆に、天気の良い日に再チャレンジしようと言う気になりつつあった。予想時間と懐中電灯持参の両方を天秤に考えたけど、膝の痛みや疲労も気になってきた。

 

今回の丹沢山蛭ヶ岳で興味あったもう一つの、”くねくね木”。ニックネームとかがあるんだろうか?? 枝や葉が無いようで枯れてるのかもしれないけど、生命力みたいなのを感じた。なんかパワーをもらえれば良いんだけど、ネットとかにはその類のことは書いてないようだ。 この木を見ることができたので、さらに「蛭ヶ岳まで行かなくてもいいや」気分に。

 

リタイヤを決定づけたのが、写真の鬼ヶ岩。蛭ヶ岳まで900mの地点。

そこまでは少し平坦な道で、急に開けたと思ったら鎖場。しかもその先の方が見えない。鎖場を下りることはそんなに気にならなかったけど、(疲労度合いから)折り返しでまた登るかと思うと気が滅入った。しかも、体感的な高低差で丹沢山から下ってきている気がして、蛭ヶ岳までが結構な高さに思えた。(帰ってから山行記録などで見たら、鬼ヶ岩の方が高いと判明。) また、少し霧というか雨が強くなってきた。頭が濡れて、それまでも湯上がりに髪の毛をパサパサやるのを何度かやってみたりタオルで拭いたり。少し気落ちしそうになったけど、泳いでるときはずっと濡れてるんだと、なんか理由付けて気にしないようにはした。(帽子は有効と、ふと思った。) 岩場とか落差が大きかったせいか、膝とかが痛み出してたのも気になった。

結局、総合的に判断というと大袈裟だけど、折り返すことにした。決めて、おにぎりと給水。 ちなみに鬼ヶ岩で人の声が聞こえて、折り返し後少し走ったらその人達が来て、道を譲った。3人。その後を走る格好になったけど、段々離されていった。丹沢山で再度遭遇したので聞いたら、「オオクラからヒルへ、、、」と。やっぱ蛭ヶ岳までの往復だと、あれくらいの脚力があった方が良いのかな~なんて思ってしまった。 鬼ヶ岩までの往復で他にも2グループほど走ってる人たちに遭遇したので、トレランコースとして悪くはないのかな~とも思えた。

丹沢山で、またトイレ。後は固形食物くらい。興味あるところには行ったし、写真もそこそこ撮影したので、丹沢山→塔ノ岳は、ほとんど撮影することなく走ったり歩いたり、、、、立ち休憩したり。

 

塔ノ岳では持参での最後のおにぎり。持参した水も、残り500ml位になってきた。 塔ノ岳で食べながら、大倉にはどれくらいで着くかなと考えたりしてたら、ザワザワ。数メートル先に鹿。カメラ持った人たちが集まってきた。こちらもパチリ。

5月の塔ノ岳で出会った鹿は、角が頭部すぐの所までだった。同じ鹿かは不明だけど、20cm位は伸びている。 そう言えば、今回は登山道脇に獣の掘った穴があったり、木道を含めて排泄物を結構目にした。動物が増えてきたのか、単に梅雨で人が少ないからか、、、。

下りは結構きつかった。雨で滑りやすくなってるし、膝がガクガク。しかも右も。そう言えば、走りのトレーニングを1月くらいほとんどやってなかった。トレラン前に、少し走っとくべきだったと反省。しかも雲の関係で暗くなってきた。その意味でも、鬼ヶ岩での判断は適切だったと思う。 下りで沢登りと思えるグループの脇を通ったけど、ヒルのことを話題にしてた。やはりいるのか?? (ちなみに帰ってからネットで読んだら、ここ2,3日で遭遇したり被害にあった人はいるみたい。) 自分は被害に遭遇せずに済んだし、時々注意してたけど見当たらなかった。

途中のベンチのあるところで立ち止まって、ペットボトルの水を移し替えてたら、ランナー。「こんにちは~」と言いながら駆けてった。二人。ガスのせいで、現れては消えてった感じ。

大倉には16時過ぎ。どんぐりハウスで、生大とゆで落花生にした。帰りのバスを待ってたら、夫婦と別のおばさんの会話が聞こえてきた。「なんて言うんでしたっけ」「トレイルランニング」とか「日頃迷惑かけてて済みません」と。埼玉からで5時起き、蛭ヶ岳までのピストンで7時間だったみたい。(こちらは声に出さなかったけど)すげーーーーーー。

時刻は以下。時々走ったりしてるので念のため。

8:42 大倉

10:47-52 塔ノ岳

11:44-53 丹沢山

12:47-53 鬼ヶ岩(蛭ヶ岳まであと900m)

13:41-46 丹沢山

14:24-32 塔ノ岳

16:16 大倉

 

今月は無理としても、蛭ヶ岳へは来月リベンジするつもり。

 

 

<<ブログ移行に伴い、写真は以下に>>

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